「東京タラレバ娘」原作漫画の感想【7巻追記】都会に居続ける辛さの描写が素晴らしい

「東京タラレバ娘」の感想

※2017/2/25追記

東京タラレバ娘がドラマ化されるようです。

主演は、吉高由里子さんだとか。

年齢が30歳になっているので。

微妙に原作とは変えてきた感じなんですね。

※ついにドラマ化されました。

ドラマ「東京タラレバ娘」の感想【最終回追記】面白いけどちょっとひっかかる

2017.03.22

 

放送は2017年1月からなので、もう少し先ですが。

せっかくなので漫画「東京タラレバ娘」を1~5巻まで読み直し。

まだ読んでいなかった6巻を読んでみました。

今回は、その感想を書いていきます。

ネタバレ要素もあるので、ご注意ください。

※「このマンガがすごい!2017」オンナ編11位に選出されました。

おめでとうございます!

 

ドラマ「東京タラレバ娘」の原作漫画の感想

細かい感想は男性にとって鬼門

「東京タラレバ娘」は、33歳の女性達(倫子、香、小雪)が、これまで見ないようにしてきた現実に直面し。

それに翻弄し。

これまで培ってきたプライドや恋愛観などが。

これでもかと崩されていく話で。

 

この漫画は、一言でいうと「エグい」。

「女子会」とか「アラサー女子」といった、聞き心地がいいだけで。

その言葉は、欺瞞にみちていて。

現実に目を背けていると、こんなことになるんだぞ!といった描写が多く。

これ、作者が女性だから良かったものの。

もし作者が男性だったら、どんなに友人の言葉をもとに書いたといっても。

炎上は免れない内容ですよ^^

 

しかも、変わりたくても、これまで変わらなかった人間がすぐに変われるわけないじゃない。

また、まわりは変われるための時間を猶予なんてしてくれないぞ、その年齢だと。

そういうことにまで切り込んでますからね。

重すぎる・・・

 

なので、この漫画の詳しい感想なんて、リアルじゃ怖くて言えない^^

「東京タラレバ娘」のギャグ部分って面白いですよねー。

リアルな話になってて、描写が凄いですよねー。

そういうことしか言えない。

間違っても、それぞれのエピソードの感想なんて言おうものなら。

どこに地雷があるのかわからなくて、恐ろしすぎます。

それだけ、リアルに起きている話を詰め込んでいるんですよね。

 

キャラが非常にリアル

そして、エピソードだけでなく。

キャラクター達も非常にリアル。

それも当然なんですよね。

「東京タラレバ娘」は、実際の友人たちの発言をもとに考えられた物語ですから。

きわめてリアルに近いところで作られたキャラクター達ですもんね。

それに、作者の東村アキコさんも、この年代を経験しているわけで。

そりゃあリアルにもなるってもんです。

 

でも、男性も実際に居そうなキャラが多いのは、凄いですね。

このキャラは、こう動くんじゃないかなと考えてたら。

やっぱりそう動いたかということが多いですし。

倫子たちの境遇を際立たせるために。

ちょっとひどい感じの男性ばっかになってますけど^^

 

KEYだけ浮いている

ただ、そんなリアルなキャラが多い「東京タラレバ娘」において。

KEYだけちょっと違和感があるんですよね。

1人だけ行動が解せない。

いや、元妻のことを思って、同年代で流されるままに生き。

本当に生きていると言えるのかわからない倫子たちに苛立っているとか。

そういった背景とかはわかるんですよ。

でも、それがどうして、その行動につながるのかがよくわからないんです。

あんまり男性的な行動じゃないなーと思ってしまって。

1巻最後の行動も含めて。

 

なので、ノンフィクションのキャラに中に1人だけフィクションのキャラが混じっている。

そういう違和感を感じました。

まぁ、他のキャラもノンフィクションといっても、だいぶデフォルメされてはいる感じですけどね。

 

ただ、これは仕方がない部分があるんでしょう。

倫子たち3人に流されるままに生きることに気づかせる役柄ですから。

普通の男性なら、3人ともに気づきをさせることは難しいですし。

あんな風にずばずばいって、行動してってできませんからね。

リアルな人間をもってくるわけにはいかなかったんじゃないでしょうか。

 

食べ物や飲み物の描写がたまらない

リアル系の話で忘れてはいけないのは、食べ物や飲み物でしょうね。

すごくおいしそうなんです。

東村アキコさんの本ではなく、その弟の森繁拓真さんの「いいなりゴハン」で見た話なんですが。

東村アキコさん、食べるのに情熱を燃やしまくる人な様子。

食べ物への愛情が激しい人が書く作品に出てくる食べ物とかは。

やっぱり美味しそう!

愛がなくても喰っていけます」で同じく食べるのが大好きなのがわかった。

よしながふみさんの書く「昨日何食べた?」もやっぱり美味しそうでしたもん。

なので、この美味しそうな食べ物などが見れるのも「東京タラレバ娘」の魅力の1つですね。

 

都会にいることの辛さ

最後に、ちょっとだけ真面目な感想を。

「東京タラレバ娘」は、アラサー女子を中心の話にはなっていますが。

それでも、男性が読んでもおもしろく楽しめると思うんです。

それは、いたるところで、都会に居続ける辛さが表現されていて。

それを感じるのに、女性も男性も関係なく。

どっちからでも、共感できるからです。

 

都会は、楽しいですよね。

いろんなものがあって、刺激が強いし。

何より、他者からの縛りがなくて、自由で。

なので、若いころなんかは、ひたすら走り続られます。

自分の輝かしい未来なんかを見続けて。

 

でも、刺激にもなれてしまい。

人間関係などによって、昔ほど自由があるわけじゃなくなってしまい。

でも、時代についていかないと、容易に取り残され。

そして、自己責任だけは問われてしまう。

そうなってしまうと、ふとしたときにやってくる辛さは。

相当なものになってしまいます。

 

そういった都会に居続ける辛さが、これでもかと表現されているんですから。

頭が下がりますね。

 

終わりに

というわけで、ドラマ「東京タラレバ娘」の原作漫画の感想を書いてきました。

漫画はかなりエグいないようですが。

ドラマはどうなんですかねー。

主演が主演なので、そんなに悲壮感が漂う感じにはならないと思うんですけど。

逆に明るくなりすぎちゃうかなーとも思いますね。

でも、基本コメディよりだし、それでいいのかもしれないですね。

以上、「東京タラレバ娘」原作漫画の感想!都会に居続ける辛さの描写が素晴らしい、でした。

 

漫画「東京タラレバ娘」第7巻の感想

上の感想を書いたのは、まだ第6巻を読んでいた頃でした。

ですので、第7巻以降は反映されていないんです。

そこで、第7巻も読んだので、せっかくだから追記していこうかと。

これまでに比べると、ネタバレ要素が強くなっていると思います。

 

早坂さんいいわー

第6巻で、倫子は、早坂さんとのデートに突入。

その後、2人は付き合うことになっていくんですけど。

早坂さん、いいですねー。

 

本人は、自分のことを地味だと少し卑下したりしていますが。

こんなに普通のことを普通にして。

そして、丸井さんみたいに、相手の意思を尊重しているという体で。

責任逃れつつ、実は自分の意見ばっか押し付けてくる。

そんな男と違って、本気で相手のことを考えてる。

 

この漫画の記事を読んでくれている方は、女性が多いみたいなので。

きっと知っていると思うので、男の私が言っても釈迦に説法かもしれませんが。

 

男は女性が思っているより、ずっと馬鹿で気が利かない!

普通のことが普通にできる人間なんて、ほんの一握り!

 

だから、早坂さんみたいな男性は、本当に希少!

知人の女性とかに聞いた限りだと、女性は30歳超えたり。

結婚したりしないと、こういうタイプの男性の良さがわかりにくいみたいですが。

マジで最高です。

奥田さんもちょっとめんどくさいだけで、いい人でしたけど。

さらに上を行く、優良物件すぎると思うんです、早坂さんは。

 

倫子の心の揺れがもどかしい

まぁ、早坂さん推しはこれくらいにしておいて^^

第7巻は、時間的なことを考えて、早坂さんとの関係構築を速めたけど。

でも、どこかKEYのことが気になってしまっている倫子のことがメインの1つになっていますね。

 

倫子、早坂さんといると肩ひじ張らないで良いし。

楽でいられることを楽しんでいるんですよ。

でも、心が揺れまくってますね。

かなり未練タラタラ。

多分、本当に好きなのは、KEYなんでしょうけど。

正直、奥田さんとのことが活きてないのかよって思ってしまいますね^^

 

なので、倫子の心が揺れ動いているのを見ると。

すごいモヤモヤしてきます。

いや、もどかしすぎる。

 

KEYの内面に迫っていく

もう1つの第7巻のメインは、KEYの内面。

KEYの元奥さんのこと。

KEYが倫子をどう思っているか。

現在のめちゃくちゃな内面。

そういうのが描かれています。

 

これまで、どちらかというと舞台装置みたいな存在で。

何を考えているのか、予想できるだけで。

でも、実際にはどう思っているのかさっぱりわからなかったKEYでしたけど。

でも、今回のおかげで、かなり色々なことがわかってきましたね。

 

なんというか、元奥さんのことがあって、心がバラバラなまま大きくなり。

内面が未熟なままに来た感じがしてきますね。

 

本筋とは関係ないけど

ここからは、本筋とは関係ない話なんですけど。

なんか、第7巻、小雪がやたら強そうな感じになっているシーンが!

「あれ、こんな、喧嘩になったらボコボコにされそうなかんじだったっけ?」という感じで^^

しかも、一番そう思ったのが、倫子のタラレバ卒業を祝い。

微笑んでいるシーンなんですよね。

ストーリーも面白いし。

番外編やあとがきも面白かったのに。

読み終わったら、そのシーンがやたら頭にこびりついているんです^^

 

以上、漫画「東京タラレバ娘」第7巻の感想、でした。

 

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