「僕らのごはんは明日で待っている」原作小説(瀬尾まいこ)の感想!新婚さんや結婚考えている人におすすめ

映画「僕らのごはんは明日が待っている」の原作小説の感想

今回は、瀬尾まいこさんの小説「僕らのごはんは明日が待っている」が映画化されるとのことなので。

読んだときの感想を書いていこうと思います。

 

正直なところ、この小説を読み始めた時は、すごくがっかりしたんですよね。

思っていたのと違いすぎて・・・

いや、後から印象が全く変わるのですが。

でも、最初は「失敗したー」って思っていたんです。

 

では、さっそくそんなところも絡めて。

「僕らのご飯は明日で待っている」の感想を書いていきます。

ネタバレ要素があるので、ご注意を。

 

映画「僕らのごはんは明日で待っている」の原作小説の感想

がっかりした理由

まず、がっかりした理由を書いていきます。

ちょうどグルメ旅行に行く前に購入した数冊の中の1冊なんですよね。

「僕らのごはんは明日で待っている」は。

やっぱりグルメ旅行ですから、テンションを上げるため。

小説も、グルメ小説で攻めたいじゃないですか。

ただ、本屋でじっくりと見ていく時間がなかったので。

作者も裏のあらすじを見ないで、グルメ扱ってそうな本を選んで行ったんです。

そしたら・・・

 

「僕らのごはんは明日で待っている」、全然グルメ小説じゃないでやんの orz

 

心が凍っていた主人公(亮太)が、ヒロイン(小春)と付き合い。

その心の凍っていた部分が溶かされ、少しずつ人間らしくなって。

紆余曲折がありつつも、美味しいごはんを食べる夫婦になっていく小説でした。

 

タイトルだけ見て、吉田篤弘さんの「それからはスープのことばかり考えて暮らした」とか。

福澤徹山さんの「侠飯」とかそういった類の本だとばかり。

せめて「瀬尾まいこ」の文字が見えてたら・・・

食べ物が関連しそうなタイトルだけど、そうじゃない小説を書く人だし。

今回もグルメ小説ではないって気づけたんですけどね。

せいぜいケンタッキーがよくでてくるぐらいで。

 

まぁ、自業自得なんですが。

でも、思っていたのと全然違ったので、がっかりしちゃったんです。

でも、読み進めていたら、がっかり感は急激に薄れていきましたけどね。

 

夫婦になっていく過程を描いた小説

「僕らのごはんは明日で待っている」には、恋愛小説的な面もあるんです。

むしろ、第3章ぐらいまで、恋愛小説なのかと思いながら読んでましたし。

でも、恋愛小説とは違うような気がするんですよね。

恋愛小説というよりは、むしろ2人がちゃんと夫婦になっていく過程を描いた小説かなって。

 

「僕らのごはんは明日で待っている」のストーリーの流れはこんな感じなんです。

亮太の心の問題が取り払われて、2人が付き合い出した第1章。

次に、小春の心の問題のために、一旦別れてしまったけど。

亮太が小春が心のガードの中に入り込み、再度付き合い、結婚した第3章。

そして、結婚しても、まだあった小春の心の壁を、病気を克服する過程で取り払うことができた第4章。

 

単なる恋愛小説だと、第3章で終わりでいいと思うんです。

中には、結婚して数年後の姿とかは描かれた小説もありますが。

2人は幸せな結婚をして終了って、やっぱり綺麗ですから。

でも、「僕らのごはんは明日で待っている」は、そこで終わらなかった。

その先も描いています。

結婚した後にも残る壁を乗り越えるという。

恋人から夫婦になるところまで。

 

なので、「僕らのごはんは明日で待っている」は恋愛小説とは違うかなと思うんですよね。

 

この構成はおもしろい

実社会の話になりますが。

この恋人が夫婦になるための壁って意外と目が向けられてない問題なんですよね。

でも、結婚した身からいうと、結婚してもその時から、ちゃんとした夫婦になるわけじゃない。

まわりも見てみても、何年もたって初めてとか。

なにかしらのアクシデントを乗り越えて初めてっていうカップルが多いです。

そこにたどり着くまでは、結婚しただけの恋人って感じで。

そして、これが質が悪いことに、壁を乗り越えてみないと。

その壁があったことに気づかないんですよね。

 

このことについて、書かれている小説ってないわけではありません。

というか、結構あるかも。

ドラマとかでもね。

ただ、そういうのって、すでに結婚している夫婦が直面し、乗り越えようとするって流れが多く。

「僕らのごはんは明日で待っている」みたいに。

単なるクラスメート(亮太視点)から始まっていく作品は、あまり見たことない。

 

だから、無関係の二人が付き合いだし。

問題を乗り越え、結婚して。

そして夫婦になっていく。

こういう「僕らのごはんは明日で待っている」の構成は面白いなーって思いましたね。

 

2つの理由から苦手に思う人もいると思う

ただ、そんな面白い構成をとっている「僕らのごはんは明日で待っている」ですが。

2つの理由から、受け付けない人もいると思うんです。

 

1つは、亮太・小春の性格が受け入れられないという理由。

亮太も小春も、生い立ちの関係上、少し特殊な性格をしています。

亮太は、草食系って言葉で言い表せてるか自信がないほどの鈍感系主人公。

小春から告白されたときに驚いていましたが。

ただのクラスメートが、たまたま自分が「風立ちぬ」を2回読んでいることを知っているわけないじゃんってツッコミを入れたかった^^

一方、小春は、結構一言多いタイプな上。

すごくアンバランスな性格をしています。

第2章、第3章の小春の言動には「???」ってなるところも多かったですからね。

そんな2人なので、彼らの性格がどうしても受け入れられないって人もいるだろうなーって思ったんです。

 

そして、もう1つの理由は。

第2章の存在。

2人の唐突な行動に「えっ?」ってなってしまい。

これはちょっとってなる人もいると思うんです。

 

新婚さんや結婚考えている人に読んでほしい

でも、その2つさえ乗り切れば、他は大丈夫だと思うんです。

読みやすさに関してとかは、抜群に読みやすいですしね。

すーっと読んで、気づけば読み終わる。

そういう感じに、ていねいな描写がなされているので。

 

そして、そんな「僕らのごはんは明日で待っている」を読んでほしいなーと思うのは。

新婚さんや結婚考えている人なんですよね。

小春の病気的に、そういう人たちにおすすめするのは、そぐわないかなーとも。

あんまり考えたくないところだろうしとも思ったのですが。

 

でも、そういう人に、結婚しても、夫婦になるにはまだ壁があることを知ってもらい。

そして、それはあなただけじゃなくて、みんなだから大丈夫って、知ってもらうのにすごくいい本だなとも思ったので。

知らずに苦しんでいる人って、本当に多い問題ですから。

目に見えて苦しんでいるのがわかったら、まわりの経験者がアドバイスもできますが。

そんな上手くいく場合ばっかじゃないですしね。

 

なので、話題的にはどうかと思いつつも。

新婚さんや結婚考えている人が、本気で苦しくなる前に知っておいてくれたらと思い。

おすすめしたいなと思ったわけです。

 

終わりに

というわけで、「僕らのごはんは明日で待っている」の感想を書いてきました。

いやー、最初の自業自得によるがっかりから、熱い掌返しを思いっきりしてしまいましたね^^

ここまで、グルンとなるというのもめずらしいかも。

ミステリーなどのドキドキみたいなものはありませんが。

でも、優しい気持ちで読める作品なので。

ぜひ、お茶でもしながら読んでみてください。

以上、「僕らのごはんは明日で待っている」原作小説(瀬尾まいこ)の感想!新婚さんや結婚考えている人におすすめ、でした。

調べてみるまで知らなかったのですが。

今月初めにコミック版もでていたんですね。

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