【響~小説家になる方法~】漫画の感想(柳本光春)今後が楽しみすぎる純文学もの

漫画「響~小説家になる方法~」の感想

今回は、柳本光春さんの漫画「響~小説家になる方法~」を読んだので。

その感想を書いていこうと思います。

 

柳本光春さんはこの漫画「響~小説家になる方法~」でマンガ大賞2017で1位を獲得されましたね。

おめでとうございます!

でも、結構好き嫌いの別れる話だと思いますので。

意外と言えば意外でした。

 

柳本光春さんの漫画に関しては、初めて読んだのは。

デビュー作ではなく、「きっと可愛い女の子だから」から。

アクションコミックスからの出版なので、双葉社の漫画ですね。

そのとき感じたのは、「柳本光春さんは、万人受けはせず爆発的な人気にはならないけど、でも面白作品を積み上げていくタイプかな」というもの。

 

その後、メインを小学館に移されたんでしょうね。

今回の漫画「響~小説家になる方法~」はビックコミックスの連載なので。

ちょっと癖のある本の多い双葉社から、小学館へですから。

出版社の影響というものはあると思ったんですけど。

意外に最初に読んだ印象はかわっていませんでした。

だから、いきなりの大きな賞の獲得にびっくりしたんです。

 

とりあえず前書きはこれぐらいにしておいて、さっそく感想を書いていこうと思います。

ネタバレ要素もあるのでご注意を。

 

漫画「響~小説家になる方法~」

最初の正直な感想

「響~小説家になる方法~」は、地味目の文学少女である響が主人公の漫画。

彼女が爽やかイケメンの幼なじみの涼太郎とともに、高校に入学してくるところから始まります。

このときは、素直になれないコミュ障気味の響が、気を許している涼太郎と。

微妙なイチャイチャを続けていく話だと思いましたね。

 

というか、「咲ーSakiー」を思い出してた(笑)

 

あんまり、「〇〇に似ている」とか言うのは好きではないのですけど。

ちょっとコミュ障気味で地味目の文学少女が、幼なじみ(アニメ)とともに高校に入学してくるとか。

さすがに読者としては、意識しちゃいますよね。

しかも、幼なじみの名前も京太郎と涼太郎だし。

 

だから、序盤も序盤は「ううん?」って思っていたんですよ。

 

まぁ、そんなことはすぐに霧散するんですけどね。

 

まわりに知らされていなかった才能が明らかになるという点も共通しているますが。

そんなこと、どうでもいいと思えるぐらいのインパクトがありましたからね。

そのすぐ後に。

 

響も涼太郎もやばい

響は、入学すると涼太郎とともに文芸部に入部しようとしますが。

そこは不良のたまり場になっており、新入部員を募集していないと言われ、追い返されそうになります。

でも、すごんできた不良に対して、いきなり先制攻撃をはじめ。

ひるんでるのに、とどめをさそうとまでしてきます。

不良の言葉を聞いて、やられる前にやるのが当たり前だと思った様子。

 

喧嘩っ早いとかそういうレベルではなく、それが当たり前だと思っているし。

我慢する気もさらさらないんですもん。

この瞬間、素直になれない大人しめの文学少女の印象から。

エキセントリックな少女という印象に一気になりましたよ。

もちろん、「咲-Saki-」ぽいという印象も、一瞬で霧散。

でも、よくよく考えれば、そりゃそうなんですよね。

柳本光春さんが、普通の女の子かくわきゃないんですから。

そういう落とし穴があっても仕方ないですね。

 

ちなみに、エキセントリックな行動をした響をたしなめたり。

常識人ぽく響の保護者をやっていた涼太郎ですけど。

彼も十分やばかった。

部屋に一面に、子どものころからの響の写真を貼っていたりしますからね。

スポーツ万能だとか、コミュニケーションのお化けだとか。

そういったことでは回復できない闇が彼にもありますね。

涼太郎の家族も、響も、このことを知っていて普通にしているのも、ちょっと怖い^^

 

響の才能とアンバランスさ

その後、響は文学の才能を発揮し、作家デビュー。

高校生での作家デビューとなると、最近では青葉悠さんが話題になりましたけど。

同時期により目玉となる作品があったので、そちらが優先され。

青葉さんのように、一斉に広がったりはしませんでした。

でも、内容が圧倒的で、目玉作品をはるかに凌駕する力を見せつけ。

様々な人ともめながら、15歳の初作品で直木賞・芥川賞候補というありえないことをやってのけます。

 

そんなですから、当然、響の文学への思いは、強く。

むしろ、かなり危険なものになっています。

目上の人に対してもズバズバものをいったり。

大御所の存在を無視しながら、同期の小説へのダメ出しをしたり。

時に、手も出て。

本の並びが思い通りにいかないから、本棚を倒したりしますからね。

文学が絡むと普通な行動ができないんですよ。

 

でも、不思議なのが、自分が普通でないということに恐怖も覚えているようなんです。

普通であると思えると安心したりして。

 

だから、響はすごくアンバランスに見えるんです。

思いと行動がちぐはぐすぎて。

これが、病気で、普通にしたいと思っている、でも普通がわからないとかならわかるんですけど。

でも、そういう風にも感じないんですよね。

だから、何かしら異常だけど、異常を怖がる根源があると思うんです。

それがなんなのかが、すごく気になっているんですよ。

今のところ「響~小説家になる方法~」で一番期待しているのは、そこなレベルで。

まあ、病気とかではなく、なにかしらのエピソードが欲しいと私が思っているだけかもしれませんけど^^

 

涼太郎との関係

響のアンバランスさの根源の次に期待しているのは、涼太郎との関係をどうするかです。

涼太郎は、自分のそばから響がいなくなるのをおそれて、響に普通になって欲しい。

しかも、結構強硬な手段もとりそうな感じで。

普通にいいやつだと思っていましたが、それがわかってからかなり独善的なキャラに見えるようになりましたね。

 

響の世界は、狭い世界になっていたんですが。

でも、文芸部に入り、文芸界に参加していくうちに世界が少しずつですが、広がっているんですよ。

活動定員ギリギリの文芸部に入って、かなり閉じられた文芸界に参加したのに、ですよ。

普通だったら、世界がより狭まってもおかしくないのに。

逆に広がるなんて。

 

だから、中学校までは、本当に狭い世界で生きていたことがうかがえます。

本にばかりのめりこんで、友達との関係をつくってこなかった響にも、その原因があると思いますが。

それ以上に、涼太郎に原因があったんではないかなと思うんですよ。

きっと、自分の手元から出ていくようなことは、その可能性をつぶそうとしていたでしょうから。

今現在やっているように。

 

だから、響が文芸界で生きていく上で、涼太郎との関係になにかしらの結論を出す必要が出てくると思います。

その結果が涼太郎にとって、いいことなのか悪いことなのかわかりませんけど。

でも、どうなるのか気になって仕方がないんですよ。

涼太郎が怒り狂うのか。

それとも案外あっさり受け入れるのか。

どっちも想像できてしまって。

だから、この点についても期待しないわけにはいきません。

 

リカの今後も気になる

「響~小説家になる方法~」は、響は夢のような活躍を見せる一方で。

それに影響され、まわりの人間がほろ苦く描写されています。

この塩梅が絶妙。

やっぱり、才能を描写するなら、それに対応する影が必要。

ひたすら、響がエキセントリックな行動するけど、上にのし上がっていくというだけでは。

ちょっと物語に締まりがないですからね。

 

例えば、響の短編を読んで、自分の才能がないことを自覚し。

筆をおくことを決意した作家の話とか。

才能が枯れてしまって、現実との折り合いをつけてしまった作家の話とかですね。

他にも色々ありますけど。

でも、その影響を一番受けているのはリカでしょうね。

 

リカは、文芸部の部長であり、現在の文芸界に長きにわたって君臨する父をもつ女子高生。

今時ガングロ?とか思いましたが、お母さんもそうなので、違うみたい^^

 

リカも響と同時期に文芸デビューしますが。

当然評価は高くありません。

とびぬけた才能を持ち合わせていませんからね。

自分に才能がないのを自覚しているのが、見ていて辛いところ。

響に、なんでつまらなくしたのかと問いだされるのも、辛いですけど^^

半ば諦めつつ、でもしがみついている状況はさらに辛いはずもん。

 

でも、リカって、そのまま響の影だけで終らないのかもとも思っているんですよね。

リカの小説を読んでいないのでわかりませんけど。

響が面白く書かなかったのを怒ったりするのをみると。

自然体で書けば、面白い作品を書ける素地はあるんじゃないかなと思ってしまって。

 

「お利巧」なリカは、いま自然体でもなければ、文学にも向き合っていけてない状態ですから。

なんとかその状態を脱却できる事件さえあればわかるんですけどね。

できたらそうなってくれたらいいなーって思っているので。

これも今後に期待ですね。

 

終わりに

というわけで、「響~小説家になる方法~」の感想を書いてきました。

いや、面白かったですね、改めて読み返してみると。

いろんなことが、今後どうなっていくのか楽しみすぎますから。

また、ひょっとすると苦手と思う方もいるかもしれない、響のエキセントリックな行動も。

最初こそ面食らいましたけど、とびぬけた才能のある純文学作家と考えると、そんなにと思ってますしね。

昭和の文豪たちのエピソードとか、調べてみるとヒドイのなんの。

響なんて、まだまだかわいいもんですよ^^

以上、【響~小説家になる方法~】漫画の感想(柳本光春)今後が楽しみすぎる純文学もの、でした。

 

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