双亡亭壊すべし(藤田和日郎)の感想【3巻まで】安定の面白さ

双亡亭壊すべし(藤田和日郎)の感想

今回は、藤田和日郎さんの「双亡亭壊すべし」を読んだので。

その感想を書いていきます。

 

藤田和日郎さんといえば、いわずと知れた「うしおととら」や。

「からくりサーカス」という名作を生みだした。

現代きっての漫画家の1人。

もう大好きすぎて、短編集なども含めて見つけ次第必ず買っていますし。

当時はアニメの主題歌などを提供しておらず。

私よりも前の世代の人気グループという扱いだった。

筋肉少女帯にハマっていくようにもなったもんです^^

そんな藤田和日郎さんの新作ですからね。

楽しんで読ませてもらってます!

 

そんな「双亡亭壊すべし」の3巻で、導入が終わったのかな?と思いましたので。

そろそろ感想記事を書いても大丈夫かと思い、この記事を書いています。

さっそく感想を書いていこうと思いますが。

ネタバレ要素もあるので、ご注意を。

 

「双亡亭壊すべし」の感想

双亡亭はやっかいな存在

「双亡亭壊すべし」を全く読んだことがない人もいると思いますから。

簡単にどんな話かをお話しますと。

日本にある建物である、双亡亭に対して。

総理大臣と防衛大臣から破壊命令が下されるところから始まります。

というのも、ここに入った多くのものは、絵にとらえられ異形の存在となる不気味な建物で。

総理大臣と防衛大臣は、そうなる前に逃げ出せましたが、被害者の1人。

でも、ミサイルを撃っても、破壊できない。

そこで、霊能力者などによる内部からの破壊活動が始まっていき。

それと同時に、行方不明だった飛行機の中から現れた少年(青一)も、別ルートでの破壊を目指す。

簡単にいえば、こんな感じのストーリーです。

 

双亡亭はかなり厄介な存在。

外から破壊できない上に。

中に入ってきた人を乗っ取っていき、双亡亭側の人間にしていくんですから。

どんなに戦力を強化しても、裏目にでてしまう可能性が高いですもん。

乗っ取られた者に対抗できなかったら、ただただ双亡亭を強くしていく結果になりかねない。

 

しかも、その乗っ取り方が、嫌らしい。

その人の過去の苦しい思い出や、恐怖を煽り。

それに負けてしまったら、異形の者が内部に入り込んで。

入れ替わってしまうというものですからね。

どんなに身体を鍛えたり、修行している人間だって、抗うことが難しい・・・

ハードモードすぎますね。

 

「双亡亭壊すべし」のダブル主人公の強みは強さじゃない

「双亡亭壊すべし」の主人公は、おそらくダブル主人公。

双亡亭の横のアパートに住んでいる芸術家志望のタコハ。

双亡亭に父を異形に変えられ、自身も普通の人間ではなくなった緑郎。

この2人です。

 

おそらくというのは、ひょっとしたら青一と紅(緑朗の姉で最強の巫女)も主人公扱いになるかもしれないなと思うので。

というのも、現在緑郎とタコハは、別のところで双亡亭を壊すための行動をとっていますが。

青一は、緑郎の。

紅は、タコハの武力担当という感じになっているんです。

「うしおととら」でいうところのとら、「からくりサーカス」でいうところのエレオノールあたりと一緒で。

主人公と言えば主人公だし、主人公ではないといえば主人公ではないってポジションになっていますからね。

 

そんなタコハと緑郎の二人ですが、他の登場人物たちとは異なって。

二人自身に双亡亭を壊すだけの武力はありません。

武力だけで考えると、むしろ足を引っ張るレベル。

この辺、藤田和日郎さんの歴代の主人公たちとは全く異なります。

(短編集とかになると、「空に羽が…」のゾナハとか、武力をもたない主人公はいますけどね^^)

 

でも、2人には別の強みがあります。

緑郎には、精神が普通の状態じゃないままに帰ってきてしまった青一を、支える心に。

タコハには、双亡亭が自分の心の弱みを刺激してきても、それを受け止めきり。

また、紅を一人にせず、支えていく心に強みがあるんです。

 

これ面白いなーと思うんですよね。

今までの長編の主人公たちって、心も武力も備えているのが多かったですが。

それが別れる形で、存在するっていうのは。

 

今後、「からくりサーカス」の勝のように、戦力として成長することもあるかもしれませんが。

今のところ戦いになると役に立たない二人が、どう双亡亭にかかわってくるのか楽しみで仕方ないですね。

だって、最終的に戦って勝つんだろうという予想が全くつきませんから。

何かしらの条件下にでもいないかぎり、活躍は絶望的ですもん。

そんな状態で、どのように主人公として行動するのか。

「双亡亭壊すべし」、最大の注目ポイントの1つでしょう。

 

双亡亭だけの問題で終るんだろうか

現在、「双亡亭壊すべし」では、皆が双亡亭を壊すことを目標にしています。

そのために、双亡亭がどういうものなのかの解明が重要になってくるんでしょうけど。

でも、「双亡亭壊すべし」は、そこだけでは終わらない感じがすんですよね。

 

2巻を読んだ段階では、最終目標は双亡亭の破壊だなと思っていました。

でも、双亡亭以外にも異形の者がでてくるようになりましたし。

また、そもそも、双亡亭とは関係ないところにいたにもかかわらず。

青一は、双亡亭の異形とはまた違った異形の姿になり。

双亡亭の破壊を強く望んでいるんです。

 

このような状態で、タコハたちがいうように。

異形の者たちの目的が、身体を乗っ取ることにあるんだったら。

どこか別の空間に異形の者たちがたくさんいて。

双亡亭は、その者たちがでてくる窓口ぐらいでしかないんじゃないかって思ってしまいます。

そうなると、話は双亡亭のことだけでは終わりませんよね。

 

まぁ、これは読んでいた感じたことでしかなく。

やっぱり中心地は双亡亭だということは十分あり得るので。

今後も見守っていくしかないんですけどね。

 

戦いは激化していきそう

「双亡亭壊すべし」が、双亡亭のことだけで終わらないかもしれないと思う理由が、もう1つあって。

まだ、異形の者たちとの戦いが、そこまで激化しておらず。

単なるバトルだけなら、まだまだ余裕がある状態なんです。

今後そのバトルでも苦しくなってきたときが本番なら。

現在は、まだまだ序盤にすぎず。

明らかになってないものが次々にでてくるんじゃないかなと。

それが双亡亭のことだけで終わらないかもしれないと思う理由なんです。

 

そんなバトルの激化ですが、これはそろそろ始まりそうなんですよね。

タコハの方のルートで、強い霊能者たちが、双亡亭に乗っ取られたっぽく。

この者たちとの戦いが起きそうなので。

そして、そうなってしまえば、あちこちで激しいバトルが行われることになり。

戦いは激化していく一方になるでしょうね。

バトルシーンの迫力は、藤田和日郎さんの魅力の1つですし。

ちょっと待ち遠しいですね^^

 

終わりに

というわけで、「双亡亭壊すべし」の感想を書いてきました。

そこそこの分量を書いてきましたが。

実際の漫画では、もっともっといろんなことが起こり。

また、人間の内面の描写などが行われていて。

ほんの一部のことしか書けておりません。

いろんな謎も提示されていますし。

この分量を3冊につめこんでくるんですから、さすがすぎます。

こんだけ安定して面白い漫画を書き続けるって、とんでもないですね。

そんなわけで、「双亡亭壊すべし」は、今後も期待できそうな、魅力的な漫画なので。

まだ読んだことがない方は、是非一度読んでみてください!

以上、双亡亭壊すべし(藤田和日郎)の感想【3巻まで】安定の面白さ、でした。

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