恐竜映画と聞いて、多くの人がまず最初に思いつくであろう「ジュラシック・パーク」シリーズ。
多くの名作を生み出してきたスティーブン・スピルバーグ監督の作品の中でも、トップクラスの人気を誇る作品たちです。
ただ、どの順番で見たらいいのか、各作品のタイトルがⅠ・Ⅱ・Ⅲとナンバリング順になっていないこともあって少しわかりづらいところがあると思います。
そこで、この記事では、「ジュラシック・パーク」シリーズの見るべきおすすめの順番を紹介していきます。
パーク・ワールドの違いや前作とのつながりなどあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
ちなみに、当ブログでは、「ジュラシック・パーク」シリーズを見るのにオススメの方法についても紹介しているので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。
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目次
ジュラシック・パーク/ワールドの見る順番は時系列
まず、最初に結論からいうと、「ジュラシック・パーク」シリーズのおすすめの見る順番はこのようになります。
- ジュラシック・パークⅠ
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- ジュラシック・パークⅢ
- ジュラシック・ワールド
- ジュラシック・ワールド/炎の王国
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
これは、「ジュラシック・パーク」シリーズを、公開順で見ていくというもの。
同時に、「ジュラシック・パーク」シリーズは公開順=時系列となっているので、時系列順で見ていくものでもあります。
「ジュラシック・パーク」シリーズは、大きく分けると「ジュラシック・パーク」3部作と「ジュラシック・ワールド」3部作の2つに分かれるのですが、この順番で公開されています。
2つのうち、どちらから見るべきか。
一応、新しい「ジュラシック・ワールド」3部作から見ても、ストーリーがわかるようにはなっています。
しかし、「ジュラシック・ワールド」3部作が、「ジュラシック・パーク」3部作での出来事を前提とした作りになっているので、「ジュラシック・パーク」3部作→「ジュラシック・ワールド」3部作という順番で見ていく方がおすすめですね。
登場キャラクターやストーリーの把握も、そっちの方がスムーズですし。
そして、各シリーズ内部の見る順番についても、公開されているごとに見ていくのがおすすめ。
各作品、それぞれが前作とのつながりを持っていて、バラバラに見るよりストーリーの把握がしやすいためです。
特に、「ジュラシック・ワールド」3部作では、その傾向が強め。
「ジュラシック・パーク」3部作は、2番目の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」が少し特殊で、つながりはやや弱めなので、3番目の「ジュラシック・パークⅢ」を先に見ても問題はありません。
ただ、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」と「ジュラシック・パークⅢ」は舞台が一緒で、舞台の説明をくわしくしているのは「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の方なので、先にこちらから見ていくのが無難ですね。
そういった理由から、「ジュラシック・パーク」シリーズは、時系列・公開順となっているこの順番で見るのがおすすめです。
- ジュラシック・パークⅠ
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- ジュラシック・パークⅢ
- ジュラシック・ワールド
- ジュラシック・ワールド/炎の王国
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
ジュラシック・パーク/ワールド各作品解説|前作とのつながりや違いもあわせて
ジュラシック・パークⅠ
公開 | 1993年 |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
長さ | 127分 |
「ジュラシック・パーク」シリーズの記念すべき第1作目であり、かつ「ジュラシック・パーク」3部作最初の作品。
バイオ技術で復元された恐竜たちがすごすテーマパークが、南海の孤島イスラ・ヌブラル島(通称「サイトA」)に建設される。
多くの人が視察に訪れる中、古代生物の専門家アラン・グラント、エリー・サトラーもオーナーの依頼により参加することに。
しかし、1人のエンジニアが産業スパイを働き、脱出の際、コントロールシステムに手を加えてしまった。
それによって、次々と恐竜が人々に牙をむくことに。
そんなところから始まる作品です。
SFパニック作品なのですが、シリーズ第1作目ということで、多くの時間を世界観やテーマパークの様子を伝えるのに費やしているのが本作の特徴。
通常、こういった時間はつまらないことが多いのですが、本作のは全然そんなことがないんですよ。
キャラクターたちが平和に楽しんでいるのが伝わってきて、見ている自分たちも行ってみたいなと思える内容になっていますから。
そして、そういった楽しい平和な時間から、一気に不穏な雰囲気になり、大パニックが発生していく。
この緩急が本当に見事で、そのドキドキ感が、古い映画にもかかわらず、ファンに根強い人気を誇る理由なんでしょうね。
私自身、何回見ても色あせることない本作は大好きですから。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
公開 | 1997年 |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
長さ | 129分 |
Ⅱはついていませんが、「ジュラシック・パーク」3部作の2番目の作品。
本作は、ジュラシック・パークではなく、ジュラシック・パークに生息していた恐竜たちをつくっていた、イスラ・ソルナ島の施設「サイトB」がメインの舞台に。
そこで、生き残った恐竜たちの脅威に加え、恐竜の生け捕りを狙うハンターたち、さらに恐竜のアメリカ上陸など、さまざまな問題が次々に起こる、息をつかせない展開が楽しめる作品になっています。
そして、本作で一番驚いたのは、主人公がアラン・グラントからイアン・マルコムになっていたこと。
イアン・マルコムは、ジュラシック・パークⅠでも主要キャストの1人でしたが、主人公的な印象があまりなく…
はじめて見たときは、「ええ?!そんな力強いキャラだったっけ???」とびっくりさせられたもんです。
ジュラシック・パークⅢ
公開 | 2001年 |
監督 | ジョー・ジョンストン |
長さ | 92分 |
「ジュラシック・パーク」3部作、最後の作品。
実業家夫婦の要請にこたえて、恐竜が多く生息するイスラ・ソルナ島の上空をガイドすることになったアラン・グラント。
しかし、実業家夫婦の真の目的は、イスラ・ソルナ島で行方不明になってしまった子どもの捜索を、アラン・グラントたちに協力させることだった。
アラン・グラントは、騙されたままイスラ・ソルナ島に降り立ち、子どもの捜索にでることに。
そんなところから始まる作品です。
舞台は「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」と同じなのに、主人公は「ジュラシック・パークⅠ」の主人公に戻るし、タイトル表記もナンバリングタイトルに戻る。
しかも、監督は交代の上、タイトルのアイコンがティラノサウルスからスピノサウルスに変更される。
区切りとなる作品なのに、怒涛の変更ラッシュが起こるという、まさかまさかの作品になっています。
もし会話で「同じようなことになった作品ってある?」と聞かれても、パッとは思い出せない自信がありますね。
ちなみに、アイコンがスピノサウルスになっているのって、シリーズ通して本作品だけなんでよ。
ジュラシック・ワールド
公開 | 2015年 |
監督 | コリン・トレボロウ |
長さ | 124分 |
「ジュラシック・パーク」シリーズ第4作目にして、「ジュラシック・ワールド」3部作最初の作品。
20年前のジュラシック・パークをイメージし、同じ島(イスラ・ヌブラル島)に作られたテーマパーク、ジュラシック・ワールドは多くの人でにぎわっていた。
しかし、遺伝子組み換えによってつくられた凶暴なインドミナス・レックスの脱走と、子どもたちの行動によって、とんでもない事態に陥っていく。
そんなところから始まる作品です。
新シリーズに突入するに際し、「ジュラシック・パークⅠ」に原点回帰したと言える本作。
新しいテーマパークが舞台となり、以前にはなかった遺伝子技術が持ち入れられているため、多くの時間を世界観やテーマパークの様子を伝えるのに費やしていること。
また、楽しい平和な時間から一転してパニックに陥いってしまう、緩急の激しいドキドキ感が味わえることなど、「ジュラシック・パークⅠ」で魅力に感じたさまざまなポイントを、本作でも味わうことができるようになっています。
ちなみに、本作から遺伝子組み換え技術を利用した、より凶暴な恐竜が追加。
また、主人公・ヒロインが、クリス・プラット演じるオーウェン・グレイディ、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレア・ディアリングに変更しています。
「ジュラシック・パーク」3作品とは異なり、「ジュラシック・ワールド」3部作では彼らに固定されてます。
ジュラシック・ワールド/炎の王国
公開 | 2018年 |
監督 | J・A・バヨナ |
長さ | 128分 |
「ジュラシック・ワールド」3部作、2番目の作品。
前作の事故でジュラシック・ワールドは閉鎖されたが、ジュラシック・ワールドのあったイスラ・ヌブラル島には多くの恐竜が生き残っていた。
しかし、今度はイスラ・ヌブラル島で火山の活性化が起こってしまう。
恐竜をそのままにするか、助けるか、さらに恐竜を連れ出そうとする組織をどうするか、難しい判断を迫れることに。
そんなところから始まる作品です。
本作の特徴は、「ジュラシック・パーク」3部作、2番目の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」に近い構成。
でも、恐竜を奪おうとする存在への対応と、恐竜たちのアメリカ本土への上陸問題といった、2つの舞台におけるそれぞれ違ったアクションが楽しめるようになっていますから。
(舞台となる島は、イスラ・ソルナ島ではなく、イスラ・ヌブラル島だという違いはありますが。)
また、本作から、人類と恐竜の共存という「ジュラシック・ワールド」3部作のテーマにとって、極めて重要なキャラクターが追加されます。
ジェラシック・ワールド/新たなる支配者
公開 | 2022年 |
監督 | コリン・トレボロウ |
長さ | 147分 |
「ジュラシック・ワールド」3部作のファイナルを務める作品。
恐竜たちが解き放たれてから4年、恐竜たちは世界中で生息するようになっていた。
そんな世界において、オーウェンとクレアは、メイジーと共に恐竜の保護活動を行っていた。
しかし、メイジーが誘拐されたことで一変し、さらに世界中で大暴れしている巨大バッタの問題などにも直面することに。
そんなところから始まる作品です。
本作の最大の見どころは、主役クラスのキャラクター達が大集合したことにつきます!
「ジュラシック・パークⅠ・Ⅲ」から、アラン・グラントとエリー・サトラー。
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」から・イアン・マルコム。
彼らが、オーウェン、クレア、メイジーと共に冒険に加わるんですから、最高すぎてたまりませんよ。
特に、「ジュラシック・パークⅢ」で微妙な空気になっていてショックだったアラン・グラントとエリー・サトラーが、本作だとしっかりと仲が良さそうになっていたのは、ファン的にかなり良かったですね。
ジュラシック・パーク/ワールドの見る順番まとめ
「ジュラシック・パーク」シリーズ見る順番について紹介してきました。
もう一度まとめると、
- ジュラシック・パークⅠ
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- ジュラシック・パークⅢ
- ジュラシック・ワールド
- ジュラシック・ワールド/炎の王国
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
このように、時系列・公開順で見ていくのがオススメです。
これから「ジュラシック・パーク」シリーズを見ていく方は、ぜひ参考にして下さいね。
以上、《ジュラシック・パーク》シリーズの見る順番は?パーク・ワールドの違いやつながり、時系列とともに解説でした。
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(追伸)ジュラシック・パーク/ワールドの面白い作品ランキング
上では、おすすめの見る順番についてまとめてきましたが、個人的に面白いと思う作品についても、ランキング形式で紹介しておきますね。
- ジュラシック・ワールドⅠ
- ジュラシック・パークⅠ
- ジュラシック・ワールド/炎の王国
- ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- ジュラシック・パークⅢ
この順番で、「ジュラシック・パーク」シリーズは面白いと思っています。
「ジュラシック・ワールドⅠ」と「ジュラシック・パークⅠ」に関してだけは、本当に僅差で、同率1位にしてもいいぐらいどちらも面白く悩んでしまいますが。
▼詳しくはこちらで解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
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ジュラシック・パーク/ワールド歴代主人公まとめ
パークⅠ | アラン・グラント |
ロスト・ワールド | イアン・マルコム |
パークⅢ | アラン・グラント |
ワールドⅠ | オーウェン・グレイディ |
炎の王国 | オーウェン・グレイディ |
新たなる支配者 | オーウェン・グレイディ (アラン・グラント) (イアン・マルコム) |