この記事では、数ある面白い漫画の中でも、絶対に読んで欲しいおすすめ漫画だけを厳選して紹介しています。
漫画歴30年以上、読んだ漫画1万冊以上の漫画好きが「これは超面白い!」と思って、何度も何度も読み返してきた名作たちです。
未読の漫画があれば本当にもったいないので、ぜひ参考にしてください。
名作中の名作!完結済みのおすすめ漫画ベスト5
1.それでも町は廻っている

重厚な服が何げに似合うバアサンと女子高生探偵に憧れる天然少女・嵐山歩鳥が繰り広げるメイドカフェじゃない、メイド喫茶コメディー。
商店街の皆さんを巻き込んで只今をもって第1巻発進!
出典:それでも町は廻っている 1 U-NEXT
メイド喫茶(?)を中心に繰り広げられる、ミステリーやSF、そして日常系をとりいれた1話完結のショートショートスタイルの漫画です。
いたるところにどんでん返しの仕掛けが施されているのが特徴。
1話の中で思いもよらない展開が待っていたり、関係しているエピソードだと思ったら関係なかったりと、読者の予想をいい意味で裏切ってくれるんですよ。
なので、読後感が非常に爽快で、思い出しては何度も何度も読んでしまう魅力を持った作品です。
こういったタイプのショートショート作品はブラックユーモアが強すぎて、読後感が悪いものも少なくないので、とても貴重な作品です。
また、「それでも町は廻っている 」で外せないのが、魅力的なキャラクター。
外面的な美男美女は少ないですが、どのキャラクターも内面が素晴らしいんです。
強がっているけど寂しがり屋の先輩を気遣う主人公歩鳥。そんな歩鳥の将来を心配するばあちゃんや担任教師。普段は腹黒い行動も見せるけど根はやさしい友人たちなどなど。
こういったキャラクターたちがふとした瞬間に見せる優しさも、読後感を上げている要素になっていますね。
唯一の欠点らしい欠点は、1巻が他の巻に比べて多少弱いので、人によっては2巻以降まで読まないと本当の面白さに気づきにくいところでしょうか。
2.ベイビーステップ

マジメ少年+美少女×テニス=熱血スポコン!?
――成績はずっとオールA! 几帳面でマジメな“エーちゃん”が、ちょっぴりいい加減!?
でも、テニスに懸ける情熱だけはマジメな美少女“ナツ”と出会ったことで、テニスの魅力に取りつかれて人生激変!?
快感、そして悶絶のらせん……。
数式じゃ表せない、衝撃的な人生の化学変化が始まった!!
出典:ベイビーステップ 1 U-NEXT
今まで個人的にNO1だった「しゃにむにGO」を抜いて、最も好きなテニス漫画に。
テニス漫画で、男子ならフェデラーやジョコビッチ、女子ならグラフやウィリアム姉妹が出来ないような。
そんなプレーがでてくると、どんなに派手でも覚めちゃうんですが。
そんなプレーがほとんどなくて本当にリアルなのがいい。
途中怪しくなった時もありましてけど。
すぐに修正してリアル路線に戻してくれたので、セーフ^^
できないプレーは本当にできないので、その選手の地位にあわせたプレーが漫画で見れるのが凄すぎる。
国内最強クラスのキャラ(門馬さん)は主人公と相対するととんでもなく強くです。
でも、それがトッププロに対抗できるかというと、おそらく1セットも取れずに負けるだろうなーと思わせるプレーなんですよ。
ついつい強さのインフレをさせたくなるものなのに、そういったことができるあたり、作者の力量が現れていますね。
3.AIの遺電子

人類の夢…テクノロジーの結晶・ヒューマノイド。
人さながらに「病」を抱える彼らには、人とは違う「治療」の選択肢があった…。
悩めるAIたちに寄り添う新医者・須堂の物語、開幕!近未来系ヒューマノイドSF医療物語!
出典:AIの遺電子 1 U-NEXT
ヒューマノイドという感情をもったアンドロイドが、一般的に受け入れられ。
家族を持ったり、人間と恋に落ちたりする世界。
その世界で、ヒューマノイド専門の裏医者業務を行っている主人公が。
様々なヒューマノイド同士の問題、人間とヒューマノイドの問題にかかわっていく短編集。
アンドロイドが愛されなかったり、アンドロイドが人間の立場を奪おうとするという作品は多いですが。
ヒューマノイドが人間と同じようにすることが前提の話ってなかなかないのが斬新でしたし。
また、あるヒューマノイドを助けるには、記憶を消し、新たにインプットすることが必須なんだけど。
それをすることで引き起こされた哀しさを描いた第1話が心にきたので。
すぐに虜になっちゃいましたよ。
4.ファイアパンチ

『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われ、凍えた民は炎を求めた──。
再生能力の祝福を持つ少年アグニと妹のルナ、身寄りのない兄妹を待ち受ける非情な運命とは…!?
衝戟のダークファンタジー、開幕!!
出典:ファイアパンチ 1 U-NEXT
吹雪が常に吹き荒れる世界において、再生能力を持つ少年が。
妹を焼いた、消えない炎の能力者に復讐を果たすため。
自身も燃えては再生し、燃えては再生しを繰り返している中で、旅を続けるダークファンタジー作品。
吹雪が吹き荒れはじめてから長くて、まともな思考じゃ生きていけない世界なので。
メインキャラだけでなく、普通のキャラもみんな道徳観念なんか消し飛んでいるんですが。
なのに、キャラたちの言動がやけにリアルで、作品全体が非常に特殊な雰囲気をしています。
バトル漫画のような始まりをし、ちょくちょくバトル要素をはさんできますが。
青年たちの葛藤や救いといった部分に脚光をあびせてくるあたり。
作者がどんな思考回路をしているのか、非常に気になる作品です。
最後はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか評価が分かれるでしょうが。
でも、主人公が最後の最後に幸せそうに生きているので、ハッピーエンドだと思いたいですね

5.鬼滅の刃

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。
唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
血風剣戟冒険譚、開幕!!
出典:鬼滅の刃 1 U-NEXT
大正時代を舞台にした、鬼に大事なものを奪われた者たちと、人を食い物にする鬼との戦いを描いたバトル漫画。
毎回ギリギリまで追いつめられるバトルは、歴代ジャンプ作品の中でも非常にレベルが高く、これだけでも相当評価をすることができます。
でも、「鬼滅の刃」の一番の評価ポイントはそこではありません。バトル漫画らしくない、濃厚なストーリーにこそ、この漫画の本質があります。
妹を除いた家族全員を殺された上、生き残った妹も鬼にされた主人公をはじめ。
助けた子供の一人が裏切ったため、鬼にほとんどの子供を殺され、生き残った子供に犯人だと認識されてしまった男性。
兄妹2人だけで飢え・寒さに耐えながら生きてきたのに、人間によって殺された妹を助けるために鬼になった敵などなど。
とにかく悲しく重い人生を送っているキャラクターたちが、立場の違いこそあれ自分の存在意義のために、生き・戦っている姿を作者は描いていますからね。
それこそ、復讐のため、守るもののためなら自分の命をかえりみないキャラクターがいるぐらい。
バトルもストーリーも隙が無い、近年の少年漫画の中で群を抜けた存在ですね。

読まなきゃ損!現在連載中のおすすめ未完結漫画ベスト5
1.呪術廻戦

類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。
だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。
取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
呪術廻戦 第1巻 U-NEXT
「呪術廻戦」は、現代を舞台に人間と化け物(呪霊)の戦いを描いた人気少年漫画。
仲間を助けるために呪霊を身体に取り込んだことで、呪霊からも人間からも処分対象にされてしまった主人公でしたが、その姿勢と働きによって、徐々に仲間が増やし、そして呪霊たちと戦っていく姿を描かれています。
単なるバトル漫画と異なり、呪いが敵なこともあって、えげつなくシビアなストーリー展開を楽しむことができます。
そして、 そんなストーリー展開に合わせたキャラクターたちが、非常に魅力的。
一見冷めてるように見えて心に熱いものを秘めたキャラ、人々を救うことに悩みすぎて呪霊側に寝返ってしまったキャラ、主人公も含め過去に重大な秘密をもつキャラなどなど、個性的な面々が揃っています
唯一の欠点は序盤の内容が普通に面白い程度なことで 最高に面白くなってくるのは3巻以降のエピソードです
ですのでこれから始める方は、ぜひ5巻ぐらいまで一気読みがおすすめですよ

2.天国大魔境

美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。
少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。
一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。
未来の日本を「あね散歩」。
二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!
出典:天国大魔境 1 U-NEXT
天国大魔境は、SF × ミステリー × バトルをつめこんだスケールの大きな漫画。
研究者たちにより情報が統制され、知っているべきことを全然知らない無垢な子どもたちだけが過ごすコロニーの謎。
コロニーの外に現れる、人を襲ってくる化け物たちの正体。
そして、化け物に対抗できる力を持つ、コロニーにいる少年(トキオ)と同じ顔を持つ(マル)は何の者なのか。
時間が過ぎていくごとに謎が増えていき、そして徐々に全貌が明らかになっていく力作です。
また、そんな面白いストーリー展開を、石黒正数の世界観で描き上げていくのが本当に最高。
石黒正数は、コミカルな展開からの重いオチ、重い展開からのコミカルな演出と、読者を飽きさせない描写が天才的な漫画家。
それが天国大魔境でもいかんなく発揮されていて、気がついたら読む手がとまらなくなってしまいましたよ。
ダークなネタもあるので人を選ぶ作品ではありますが、あう人にドはまりするの間違いなしなので、気になる方はまずは1巻読んでみてください。
3.アオアシ

愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。
粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――
そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。
アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?
将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、ここから急速に回り始める!!
出典:アオアシ 1 U-NEXT
アオアシは、作者が一生懸命勉強したことが伝わってくる、ユースを舞台にしたサッカー漫画。
才能はあるがまだまだ粗削りで「サッカーを知らない」状態の少年が、挫折を味わいながら才能をはばたかせていくというストーリーになっています。
一見王道的な作品に見えますが、「挫折」とその後の成長の部分を丁寧に描いている、他にはない魅力をもったサッカー漫画ですよ。
育成年代を舞台にしていることもあって、サッカーの奥深さやメンタルの重要性にもしっかり言及していて、なぜ失敗したのか、何がダメだったのかを解き明かしてくれるんです。
また、作中のサッカーの試合内容自体が面白いのも、アオアシの魅力の1つですね。
スポーツ漫画の中には読んでいて動きが見えない作品もありますが、アオアシは臨場感が非常に高く、試合展開が頭に浮かんできます。
特にポゼッションしているところからのカウンターの場面は秀逸で、これを受けた選手たちの恐怖が伝わってくるかのようなんですよ。
同じように、得点をあげたときの喜びもひとしお。得点をあげることの苦しさが伝わってくるので、得点をあげると爆発的にうれしくなるんです。
最後に、生粋のFWだった主人公がサイドバックにコンバートさせられるというのも、特徴として見逃せませんね。
やはり日本のサッカー漫画だと、どうしても主人公はFWやトップ下になることが多いので、相当珍しいチョイスです。
しかも、望まない場所へのコンバートって、リアルでは結構ある話ですが、漫画などでの扱われたことってほとんどないですし。
でも、多様化された現代のサイドバック論、望まない場所にコンバートされた選手の心理を知る機会はあまりなく、とても貴重なんですよね。
サッカー選手の成長をいろんな面から描いている作品だけに、これからのサッカー少年、そしてその親御さんたちに絶対読んで漫画です。
4.左ききのエレン

広告代理店勤務の若手デザイナー・朝倉光一。
納得出来ない理由で自ら勝ち取った仕事を取り上げられた彼は、やりきれない気持ちを抱えて横浜の美術館へと向かう。
そこは、彼が初めて「エレン」という才能と出会った場所で…。大人の心も抉るクリエイター群像劇、開幕!
出典:左ききのエレン 1 U-NEXT
左ききのエレンは、「天才になれなかったすべての人へ贈る物語」というキャッチフレーズがピッタリすぎる漫画。
天才になれると信じて疑わなかった主人公は、次々にやってくる心を折るような試練に打ちのめされていく。
でも、何者かになることは絶対に諦められずもがき苦しみ、徐々に試練を克服していく。
その両方が描かれていて、自分に才能がないことに気づかされながらも、それでも戦うことをやめない姿が描かれた作品ですからね。
主人公の態度にイライラしながらも、それでも読むと自分も頑張っていこうと思えるんですよね。
一方で、天才側であるヒロインの苦悩も描かれているのも、この作品の面白いところです。
絵の才能はあるけど、普通の生活ができず、人の気持ちもわからず、自分はクズだと思い悩む。
同類を見つけたら、勝手に理想像を描き、それに反したら失望し、またそれについても思い悩む。
そんな他の作品では言及されないところまで言及していきますから。
後、以前は同じ高校・大学にいたが、東京とアメリカで別れて活動していて、連絡も取りあっていない主人公とヒロイン。
2人が再び出会った時、どうなっていくのかを楽しんでいけます。

5.七つ屋 志のぶの宝石匣

あの大ヒット作『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子最新作!
テーマは「宝石×質屋」!!
東京下町の老舗・質屋を舞台に、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶ(しのぶ)とイケメン宝石外商・顕(あき)が織りなす、キラッキラの人間ドラマ。
新・二ノ宮劇場の開幕です!!
出典:七つ屋 志のぶの宝石匣 1 U-NEXT
『のだめカンタービレ』の作者らしいマニアックなテーマを扱った名作。
のだめがクラシックだったのに対して、今回扱うテーマは宝石とミステリー。
宝石に込められた感情を感じることのできる質屋の娘と、その許嫁で、かつある宝石に関しての裏で動いている青年とがW主人公な漫画です。
まず感動するのは、新しい世界にとびこんでその世界を深堀していく作者の取材力。
歴代の作品たち同様、今回もそれは健在で、読んでいくだけでこれまで全く知らなかった宝石や質屋の世界にひきずり込まれていきました。
また、ストーリーが進むにつれ、問題となるある宝石に関する、様々な伏線が回収され、思いもよらなかった大きな事件にたどりついていく。
そんなミステリー部分も素晴らしく、新刊が出るたびにあっという間に読み終えてしまいます。
『のだめ』に比べると、扱っているジャンルがよりニッチなものになり、スケールは少し小さくなりましたが、その分、短い巻数でぎゅっとまとまった作品になっていますね。

おすすめ青年/大人漫画
BLUE GIANT

ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
「世界一のジャズプレーヤーになる…!!」努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
出典:BLUE GIANT 1 U-NEXT
尋常じゃない練習を独りでし続けた続けた主人公が、東京、そして世界へと羽ばたいていくジャズ漫画。
主人公は、クールなところもありますが、ものすごい熱量をもって音楽に取り組んでいて。
読んでいると、身体が熱くなってくるんですよ、音楽漫画なのに。
特に、4巻で初めて主人公の音楽と、他の演奏者の音楽が一体になったシーン。
このときは、やばかった。
普段は絶対思わないのに、「音楽やりたい!」ってついつい思ってしまうぐらい。
スポーツ系漫画以外では、ほぼこんな経験ないんですけどね。
これ以降も面白いエピソードが多くて、一気に読んでほしい漫画なんですが。
それでも個人的なベストシーンはここでした。
まずはここまで読んでほしいですねー
波よ聞いてくれ

舞台は北海道サッポロ。
主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。
すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。
激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。
まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!
… 出典:波よ聞いてくれ 1 U-NEXT
彼氏にフラれた愚痴をラジオで流され、止めようと思ったらラジオで彼氏の殺害予告を行い、そしてラジオパーソナリティになってしまった女性を絵が描いたラジオ漫画。
何を言ってるかわからないと思いますが、本当にこんなスタートをするんですから、作者の頭はどうなっているのか(笑)
とにかく何も考えていない主人公の勢いがすごくて、物語は想像をはるかに超える展開をいつも見せてくれます。
リスナーからの依頼でお祓い(主人公はカレー屋の店員)にいったら、告訴されかける。
小説の取材に付き合ったら、テロを阻止するなどなど。
そんな『波よ聞いてくれ』の一番の謎は、こんなに子供向けギャグマンガみたいな展開を迎えるくせに、ちゃんと大人が読んでこそ楽しくなっているところ。
知的好奇心をくすぐられる場面や、主人公の面白い言い回しなど、しっかり練られているので、とても質が悪い。
面白すぎて本屋で見つけたら秒で購入してしまいますよ。

累-かさね-

イブニング新人賞出身の新しき才能が『美醜』をテーマに描く衝撃作!!
二目と見られぬ醜悪な容貌を持つ少女・累(かさね)。
その醜さ故、過酷な道を歩む累に、母が残した一本の口紅。
その口紅の力が、虐げられて生きてきた、累の全てを変えていく――。
出典:累-かさね- 1 U-NEXT
絶世の美女で、女優だった母親をもったにもかかわらず醜い顔で生まれ、虐げられてきた主人公が。
塗った状態でキスすると、その相手の顔と自分の顔を交換できる口紅を手に入れ。
母と同じ女優の道を歩んでいくというストーリー。
演劇にまつわるドロドロとした人間関係と。
母親が何者だったのかを調べる2つが混ざり合っていて。
面白さがとぎれないので、とにかくページが進んでいきます。
1,2巻も面白かったですが、3巻からが本番。
主人公が、ある女優に代わって役を演じ、名声をあげていくことで。
その女優が自分のアイデンティティを喪失し。
止めようとする主人公の目の前で、飛び降りをしてしまう。
そのあたりから、ドロドロ感が本格的になっていくので。
予想外の展開とドロドロした人間関係を楽しみたい方にピッタリの作品です!
プラテネス

5巻以内で完結する漫画NO.1候補に絶対入る、宇宙漫画。
宇宙ゴミ(デブリ)を回収する仕事に就く青年が主人公。
宇宙が舞台なのに、キラキラした感じがなくて。
むしろやたら人間臭さや泥臭さに見ているため、SF漫画とは言いたくないですねー。
たまたま宇宙にはいるだけで、現代にも通じるような人々の悩みや、理想から離れてしまった現実への葛藤。
そういったことを丁寧に描いている、ヒューマンドラマという側面が強すぎますし。
そんな内容なので、読んでいると、自分の現在や将来なんかを考えさせられたりするんですよ。
とりあえず、一家に一セットは置いておきたい漫画です
百万畳ラビリンス

人と関わるのが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていたが、ルームメイトの庸子と共に木造迷路に迷い込んでしまい!?
ミステリーファンタジー!
出典:百万畳ラビリンス 上 U-NEXT
閉じ込められた世界から脱出を図ろうとするSF漫画。
作者のたかみちさんって、海のイメージが強かったので。
異世界みたいなSF世界に舞台にしたことと。
脱出系なのに恐怖を利用してこなかったことに驚きました。
個人的に、主人公の礼香の性格にイライラしないか。
それが面白く感じるかどうかの分かれ目になるんじゃないかと思ってます。
もし、イライラしなかったなら、引き込まれる面白い作品です。
特に、後半になるにつれて。
おすすめ少年漫画
約束のネバーランド

母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。
真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
出典:約束のネバーランド 1 U-NEXT
約束のネバーランドは、アクションとミステリーが融合したような少年漫画。
孤児院で生活している少年少女たちが、やさしいママの下で幸せに生活していると思っていたら、実は化け物(鬼)の高級な餌として飼育されていただけだったということがわかり、監視役の目をかいくぐって脱出をもくろんでいく。そういったところから始まっていく作品です。
高級な餌となるべく、英才教育を受けていた子どもたちは頭のキレが素晴らしく、元エサ候補として育てられたママなどとの、頭脳戦を随所で楽しんでいけます。
また、当初は甘い考えを持っていたのに、現実に打ちのめされ、でも一番大事な目的(=皆で生き残る)だけは守りきろうと、それ以外を切り捨てていく、主人公の成長の描き方もすばらしいんですよ。
ただでさえ、目的を達成するのは絶望的なのに、何かに成功してもさらなら絶望が次々にやってくる。
そんなこの漫画が終わる頃には、2010年代を代表する漫画になっている漫画になっている気がしますね。

BEASTARS

肉食獣と草食獣が共存する世界。
そこには、希望も恋も不安もいっぱいあるんだ。
チェリートン学園の演劇部員レゴシは、狼なのにとっても繊細。
そんな彼が多くの動物たちと青春していく動物群像劇が始まる!!
出典:BEASTARS 1 U-NEXT
擬人化した草食動物と肉食動物が平和に暮らしていた学園である事件をきっかけに。
他の肉食動物たち同様、肉食動物としてのの本能に目覚めてしまった主人公が。
それを恥に思い葛藤し、さらに草食動物である女性を好きになったことで、その葛藤を深めていく。
そんなストーリーの青春漫画です。
青春時代の青少年の心の揺れ動きに、本能や種族の差という要素をミックスさせ。
さらに大きく揺れ動かしてみたといった感じの、おおよそ普通の方では思いつかないようなことを。
ささっとやってくれた作者はすごいです。
どういう終わり方をするのか全く読めませんし、かなりパワーにあふれた作品なので。
気が付いたら一気に読んでしまいますよ。

GS美神~極楽大作戦!!~

今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。
経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。
横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。
美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。
ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!
出典:GS美神~極楽大作戦!!~ 1 U-NEXT
ゴーストスイパーに、これでもかとギャグを詰め込んだこの作品。
ストーリー自体も面白ですけど、人気の秘訣はやっぱり、本来サブキャラだった横島の存在。
熱い成長を魅せてくれた代名詞として、「ダイの大冒険」のポップがよくあげられますが、それに負けず劣らないのが、この漫画の横島。
本来なんの力ももたない、人がいいだけのスケベな男子高校生だったのに、すこしずつ魔族や親族との戦いに加わっていくにつれて強化されていき、最終的に魔族の親玉との対決の切り札にまで成長することになりました。
戦いの手法は、ひたすら汚いですけど^^
ただ、その成長のせいで、彼女と世界を天秤にかける決断を迫られることになるんですけどね・・・
この辺りは、子どもながらに泣いたもんです。
でも、彼は強いですからね。横島らしく生きて欲しいという彼女の言葉に従い。
シリアスパートが終わったら、一気にギャグキャラに逆戻り^^
わかりやすいカッコよさとか、そうったものは感じられないけど。
心の強さや優しさなどの、本当のかっこよさを感じられる、漫画史に残る人気キャラです。
後、出てくる女の子たちが可愛いんですよね~、特に小竜姫さまとか小竜姫さまとか小竜姫さまとか。
未来日記

日記が趣味の中学生・天野雪輝は、自分の携帯に未来の出来事が打ち込まれているのを見つける。
だが、読み進んだ彼が見たものは、自らの死の記述だった!クラスメイトの少女・由乃を交え、空前のサバイバルゲーム勃発!
出典:未来日記 1 U-NEXT
能力が付与された携帯をあたえられた主人公たちが、神になる権利をかけて戦うバトルロワイヤル漫画にして。
ヒロインがどこに出しても恥ずかしくないレベルのヤンデレというのが、特徴な漫画です。
設定が一級品で勢いもあり、こういうバトルロワイヤル系のまんがの中では、非常に良い出来。
最後に行くにつれて、主人公以外の他のものには全く興味がなく、敵にガチで容赦がヒロインの人間らしい側面が見ることができるようになるし。
また、ヒロインに守られてばかりだった主人公が、ヒロインのためにがんばっていく姿をみることができるようになりますしね。
しかし、「ヤンデレ怖い」から、まさか「ユノかわいい」になろうとは^^
うしおととら

蔵の中に、500年も閉じこめられていた妖怪。
ヤツはその昔、人を食い、悪業の限りを尽くしていた。
ひょんなことからヤツを解き放ったのが、蒼月潮(あおつきうしお)。
うしおはヤツにとらと名づけた……。
うしおととらの伝説が、いま、幕を開ける!
出典:うしおととら 1 U-NEXT
妖怪を打倒すための獣の槍を手に入れた「潮」と、獣の槍によって封印されていた「とら」。
最初こそ相反する2人が、時にぶつかり、時に助け合って。
世界のピンチに巻き込まれながら、人々を守っていく妖怪バトル漫画。
北海道の帰りとかちょくちょくダレるエピソードはありますが、それでもたまらなく面白かった!
ラストエピソード以外でも、サトリのような泣かせる話、うしおを人間に戻す熱い話、白面の者の使いが人間の女性に化けて騙す救いのない話など、面白いエピソードが豊富にありすぎて。
でも、1回目読んだときよりも、とらが「食うぞ」というのは気に入った人間だけで、その理由がシャガクシャ時代に従者のラーマの姉に「口の中に隠れてたら良かった」といわれていた名残りだと知った後に、読み直したときが、やばかったですね。
最後の「もう食った」=「守れて満足」という意味なんてだなんて、もう。
それまでヒョウさんが一番かっこいいと思っていたのに、一転してとら派になってしまいました。
進撃の巨人

手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!!
巨人がすべてを支配する世界。
巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。
だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。
――震える手で、それでもあなたはページを捲る。
超大作アクション誕生! これが21世紀の王道少年漫画だ!!
出典:進撃の巨人 1 U-NEXT
人類をエサにする巨人に支配された世界で、巨人たちを駆逐しようとする。
人類の精鋭たちを描いた「進撃の巨人」。
(その後、政治的な描写や、外の世界のことも描かれるようになりましてけどね。)
メディアの過剰な取り上げ方のせいで、適切な評価が得られなくなるんじゃないか。
そんな心配を一時期していましたけど、そんなことをものともしない。
間違いなく最近の傑作の1つです。
全く予想通りに行かなくて、読めない展開ばかりで素晴らしい。
また、絶望ばかりの世界で、くもの糸みたいなほっそい希望の上でバランスを取っているような危うさがたまりません。
強くなっても無敵になったりするわけではありませんし、むしろ負けてばっかですから。
しかも、戦力のインフレを起こしているわけでもないですし。
敵は強く、壮大になっていくのにね
鋼の錬金術師

兄・エドワード・エルリック、弟・アルフォンス。
2人の若き天才錬金術師は、幼いころ、病気で失った母を甦らせるため禁断の人体錬成を試みる。
しかしその代償はあまりにも高すぎた…。
錬成は失敗、エドワードはみずからの左足と、ただ一人の肉親・アルフォンスを失ってしまう。
かけがえのない弟をこの世に呼び戻すため、エドワードは自身の右腕を代価とすることで、弟の魂を錬成し、鎧に定着させることに成功。
そして兄弟は、すべてを取り戻すための長い旅に出る…。
出典:鋼の錬金術師 1 U-NEXT
錬金術が当たり前にある世界で、禁忌に手を伸ばし。
それによって、失ったものを取り戻すために旅をする2人の兄弟の物語。
「鋼の錬金術師」のいいところは、最後までエドもアルも、最強になんかなっておらず。
しかも、最後以外大事なところでは負けてばかりなところ。
それでも、地べたをはいずりまわり、でも諦めずに立ち上がるという泥臭い展開。
また、世界観や設定も作りこまれていますし。
そしてなにより長期連載で広げた風呂敷をしっかり畳んだことが本当にすごい。
レベルE

『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博が世に問う異色の連作集!
宇宙一の天才的な頭脳と美貌、そして最悪な性格の持ち主・ドグラ星第一王子…人呼んで「バカ王子」。
その魔の手から地球を守るのは…熱血健康優良野球少年7番レフト・筒井雪隆。襲い来る魔物の群れに…不承不承立ち向かう悪ガキ5人組。
その智略を尽くした剣・棒・術・策! 塾があるのに…。塾か? 世界平和か? そして…廊下は走るな!…
出典:レベルE 上 U-NEXT
最強の内容の濃さ。「幽遊白書」も今思うとあの巻数からは考えられないぐらい濃いんですが、それを超えてさらに濃い。
SF系のB級映画を煮詰めて、ギャグテイストにしたような話ばかりで、ショートショート好きには、たまりません。
話の設定もいいですしね。
ただ、これが最高の漫画といわれたら疑問符がつきますし、これが好き=センスがいいというのも違うと思うんです。
やっぱり、好き嫌いがはっきりと分かれて、好きな人がズブズブと泥のようにハマっていく、そんな漫画じゃないかと。
でも、面白いのは間違いないので、絵が苦手な方も一度は試してみるといいんじゃないでしょうか。
ダイの大冒険

モンスターが平和に暮らすデルムリン島。
その島で唯一の人間・ダイは、魔法が苦手だが勇者に憧れている少年。
ある日、島を訪れた“勇者育成の家庭教師”アバンに才能を認められ、ダイは勇者になる特訓を開始!
だが、そこへ復活した魔王が出現し!?
出典:ダイの大冒険 1 U-NEXT
ドラゴンクエストの外伝的ポジションの少年漫画。
とにかく感動と明言が多く、大人気なのですが。
主人公のダイよりも仲間のポップの人気がすごい稀有な存在です。
最終戦を見て以降は、もうポップが成長するための作品にしか見えなくなりますね。
最恐の魔法メドローアの習得したとき。
ハドラーを助けたとき。
そして、心の折れたダイを立ち上がらせたセリフを言ったとき。
ポップは驚くほどの成長を見せてくれました。
魔法の才能はあっても化け物級ではなく。
プライドが無駄に高いのに器は小さかった。
そんなキャラクターだったのに。
秘められた力が開花したりするわけでもないのに。
何度も負けて泥臭くあがきながら、最高ランクの戦力にまでなったんですから。
たまらない漫画です。
おすすめヒューマンドラマ漫画
かくかくしかじか

自分は絵がうまい。本気でうぬぼれていた林明子(高3)は竹刀を持った絵画教師・日高先生に罵られ…!?
少女まんが家を夢みたあの頃を描くドラマチック・メモリーズ!
出典:かくかくしかじか 1 U-NEXT
東村アキコさんの漫画で一番好きな漫画。
自伝?エッセイ?分類は微妙ですが。
東村アキコさんが、美大受験のための塾に通い始めたころから。
漫画家として生きていけるようになるまでを描いた作品。
人生の中のどこかを切り取って描いた、同様の作品はこれまでもありましたが。
ここまで長いスパンを描いた作品って少なくて、非常に興味深かったですね。
また、現在東村アキコさんが多筆な原因もわかりましたしね。
なにかと騒がせるエピソードもある東村アキコさんですが。
「かくかくしかじか」を読むと、結構イメージが変わってきます。
(ある意味、弟の森繁拓真さんの「いいなりゴハン」よんでもイメージは変わりますが^^)
特に、最終巻を読むとね。
喰う寝るふたり、住むふたり

町田りつ子と野々山修一は交際10年、同棲生活8年目。
恋人以上、夫婦未満の三十路直前カップル。
そんなふたりに起こるちょっとした日常を男女両方の視点から描いた恋愛ザッピングストーリー。
出典:喰う寝るふたり、住むふたり 1 U-NEXT
様々なシチュエーションを男性、女性の両方の目線で描くという斬新な手法の漫画。
1つのシチュエーションを男性回と女性回の2つの回ばらばらに描かれてるんですが。
同性を8年もしてるのに、甘い夢見がちなことばかり考えてる男性目線の後に。
現実的な視点で見ている女性目線で描かれたものを読むと、そら恐ろしくなりますよ^^
男性と女性では、こんなに考えてることが違うのかと確認させられるので。
彼女や奥さんの扱いに困っている人は、是非一読あれ。
ちなみに、女性がこの本を読むと「そうそう!そうなんだよ!」と共感しまくりらしいです^^
なので、彼氏や夫に不満を持っている女性にもおすすめのようです。
深夜食堂

歓楽街の端にある小さな店『深夜食堂』。
営業時間が夜の12時から朝の7時頃までだから、みんなが勝手にそう呼んでいる。
そこは、メニューはわずか、あとは食べたいものを勝手に注文すれば、作れるものならなんでも作ってくれる変わった店だった…
出典:深夜食堂 1 U-NEXT
10ページほどなのに、しっかり人間模様を描いてくる深夜食堂。
最近のグルメ漫画とは違い、ちょっと昔のグルメ漫画や小説の匂いがします。
お腹がいっぱいになることの幸せや、今は遠くになった思い出の味といったものを呼び起こすツールとして、食べ物を利用し、あくまで主題は人間模様の描写をしている感じですね。
昔はこういう作品結構あったんですが。
おいしそうに食べる姿を見せて食欲を喚起する最近のグルメ漫画とは、毛色が違うわけです。
ドラマにもなって有名になっていますが、最近のグルメ漫画にちょっと食傷気味だなと思っている方は、読んでみるといいかもしれませんよ。
じゅういちぶんのいち

自分の才能に限界を感じ、中学卒業と共にサッカーを辞めた安藤ソラ。
しかし、女子日本代表・若宮四季との出会いが、心の奥底に眠っていた何かを衝き動かした――。
清新な筆致で描かれる、ソラを巡る様々な人間模様――
出典:じゅういちぶんのいち 1 U-NEXT
一見するとサッカーまんがですが、その実は、サッカーにかかわった人の人間模様を描く漫画です。
多分サッカーをテニスやバスケなどの他のスポーツに入れ替えてもなりたつでしょう。
なので、本格的なサッカーまんがを期待すると、肩透かしをくらうかも(終盤以外)。
でも、スポーツの魅力って試合だけじゃないんですよね。
スポーツの試合以外の魅力にも触れてみたいときには、うってつけです。
ただ、最後はキレイな〆だと思いますが、あの献身的な奥さんもいたことを思うと、ちょっと微妙な気分になりました。
3月のライオン

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。
この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。
その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。
出典:3月のライオン 1 U-NEXT
「ハチミツとクローバー」でも魅せてくれた、キャラクターの心理描写の上手さは健在です。
心理描写の上手さは、言葉選びの上手さ、それにあわせた光の明暗の上手さからきているんでしょう。
その心理描写の上手さを、「ハチミツとクローバー」では恋愛と将来への不安に用いましたが、今回はさらに勝負にも用いてきました。
なので、勝負のずっしりとした感じが伝わってきて最高です。特に、島田・宗谷戦の島田さんの描写が。
「こちらの将棋熱を再燃させたんだから、もっと将棋描け」とは思いますが。
それでも続きが常に気になって仕方がない漫画ですね。
派遣社員松島喜久治
「こういうおじさんになりたないぁ」と思わせてくれた作品です。
主人公の喜久治さんは、ラビットのような旧車のバイクいじりを趣味にして、気が効いて優しいんだけど甘やかしたりはしないドライさも持ったおじさん。
分かりやすいかっこよさはないんですが、渋いんですよね。
また、主人公の喜久治さんがこれなので、派手さは全くなく淡々と話が流れていくんですが、はっとさせられるエピソードがたまにあっていいんですよ。
特に、夜にバイクでドライブしていて見つけた月下美人が、美しすぎて奥さんにプロポーズしたというエピソードがお気に入りです。
花を使ったエピソードは五万とありますが、こんなに印象に残っているのは他にないですから。
本の1ページぐらいしかないエピソードなんですが、こういう美しく想像力をかきたてるのをさらっと書けるのは、菜園に詳しい作者のなせるわざでしょうね。
おすすめ泣ける漫画
最終兵器彼女

ぎこちなくも清純な交際をしている高校生、シュウジとちせ。
札幌が突然の空爆に襲われたある日、シュウジは思いも寄らない姿に変身していたちせに出会った。
背中から羽が生え、空をマッハ2の速度で飛び、とてつもなく破壊能力を持つ、自衛隊によって改造された“最終兵器”。
それがちせだった。
地球のあちこちで紛争が起こるたびに呼び出され現場へ向っていくちせと、彼女を見守ることしかできないシュウジ。ふたりの未来はいったい…!?…
出典:最終兵器彼女 1 U-NEXT
鬱まんがの中でもかなり上位の存在。
せっかくできた彼女が兵器にされてしまった彼氏が主人公の漫画なんですが。
彼女の性格が徐々に歪んでいく姿と、主人公の動揺。
それらを主人公に感情移入しながら読むと、胸が苦しくなって、もう。
主人公は普通の男の子だし、女の子もかわいらしい女の子だけに、辛くて辛くて・・・
そういった内容なのに、ちゃんとラブコメになっているんですから、作者の力をスゴイですよ。
未来のない中でも、せいいっぱいお互いを思い合う姿は美しくて。
まぁ、そうであるからこそ、絶望感は増すんですが。
ものがたりゆんぼくん

「ゆんぼ」という変わった名前をつけられた男の子。
そのお母さんと、友達や飼い犬たちが織りなす名作叙情マンガ
出典:ものがたりゆんぼくん 1 U-NEXT
「毎日かあさん」で有名な西原理恵子さんの初期の漫画。
田舎で、お母さんと2人で暮らす、少年が主人公のお話。
幼少期、少年期、そして旅立ちなんかが描かれています。
人生で初めてちゃんとした漫画に触れたのが、この「ものがたり ゆんぼくん」。
今でもそのときのことが思い出せて、強烈な印象になっています。
読んだのは、イカと大根の煮付けのために、ゆんぼくんが母に大根を煮させられているという。
とんでもなく地味な回でしたが^^
ある意味、私の漫画人生のスタートとなった作品です。
今読むと「ぼくんち」や「パーマネントのばら」とかと比べて、まだまだ固まっていない部分はありますが。
最後の田舎への郷愁をかきたてる雰囲気やぐっと来る台詞など。
ふいにこちらの涙腺を緩くさせてくるあたり、間違いなく西原作品だなーと感じられますね。
かなりやばいので、ホームシックになってる人や母親が年をとってきたのを感じながら遠くに住んでいる人は注意が必要です。
基本がギャグ作品なので、こちらの心が緩んでいる隙をついてきますから^^
星守る犬

ハッピーは白くてちいさな子犬。
小学生の、みくちゃんに拾われ、エサをくれるお母さん、ぶっきらぼうだけどいつも散歩に連れて行ってくれるお父さんと、幸せな日々を過ごしていた。
しかし家族は少しずつ変わっていく…。
お父さんが体調を崩し仕事を失ったことをきっかけに離婚、家族はバラバラ、自宅も処分することに。
お父さんは、たった一匹そばに残ったハッピーと、故郷を目指し、ボロ車で旅に出る。少しばかり不器用で強がりなだけで、ごくありふれた普通の父親でありながら、どうしようもない立場に追いやられてしまったお父さん。
そんな「お父さん」をひたむきに愛し、ついていくハッピー。
ときに可笑しく、ときに切ない、限りある生を謳歌するような短くて永い旅がはじまった--。
出典:星守る犬 U-NEXT
昔から読んでいた村上たかしさんのヒット作。
動物系の作品では、これ以上に泣いた作品はないですね。
病気になり、失業し、離婚したお父さんと、柴犬が車で旅を続ける話ですが。
最後が本当に救いがなくて、思い出すだけで、胸が絞めつけられます。
柴犬のかわいさや健気さなんかが、すごくエンディングを引き立てるんです。
多分、犬が好きな人ほど、辛いはず。
多くの人に知ってもらいたい作品ですが、涙もろい犬好きな方がご注意を。
うちの妻は大号泣して、次の日はれた目で会社に行きました。
当然の行動かもしれませんが、犬目線で読んでいたので最後が辛すぎる・・・
透明なゆりかご

看護学科の高校3年生の×華(ばっか)は母親のすすめで産婦人科医院の見習い看護師として働くことになる。
中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い、生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。
「多くの人に教えたい、読んでほしい」回を追うごとに読者からの反響が大きくなっていった感動作、いよいよコミックスで登場!
出典:透明なゆりかご 1 U-NEXT
看護学生だった作者が、高校時代に産婦人科にアルバイトしにいって。
リアルを目の当たりにしたことを描いたエッセイ漫画。
妊娠出産がかかわってくる有名な漫画といえば「コウノドリ」もありますが。
個人的に、心をグサグサと刺してくるのは、透明なゆりかご。
第1話からきっついシーンがありますからね。
それを淡々と行っている作者の姿を思い出しただけで、ちょっと泣きそう・・・
「げんこつやまのたぬきさん」歌いながらとか卑怯でしょ・・・
なので、泣き系の漫画を読みたい人には、かなりおすすめ。
あと、結婚前、妊娠・出産前の男性に読んで欲しい。
どれだけ出産がすごいことなのかわかるから。
おすすめラブコメ漫画
おいピータン

食事の好みが合う男はイイ男ッ!!
失恋直後にラーメン屋のおばちゃんと格闘したり、壊れた炊飯器のせいで「ほんとの気持ち」に気づいたり、突発性ホットドッグ食べたい病が二人の距離を縮めたり、おでんの頼み方に恋したり……。
大好きな人とのゴハンは絶対おいピー!
第29回講談社漫画賞受賞――恋と食のハーモニーを描く、大人気オムニバス・ショート☆
出典:おいピータン 1 U-NEXT
大人の男女がすごす日常生活のワンシーンを、作者独自の視点からきりとって、くすっとした笑いに変えてくれる1話完結のオムニバス漫画。
普通の人とは一線を画する、思いもよらないところに目をつけ、それをまとめあげるのが天才的に上手いんですよ、この作者は。
例えば、フランス語には男言葉と女言葉があると知った主人公とその彼女が、適当にその辺にあるものをオスかメスか決めていく(例.オスパスタ=ナポリタンとか)。
それだけの話をちゃんと1つの話としてまとめ上げてますからね。
作者が産休に入って復帰してからは、ちょっと目をつけるポイントが変わったように思いますが、そういう変化も含めて面白い作品です。
なのな フォトゴロー

食品工場勤めの独身男、谷師悟郎(たにしごろー)。
日々はさえない。明日もイヤなコトしか起こらないだろう…。
西荻窪的雑貨屋勤めの女の子、阿木七乃菜(あぎなのな)。
日々、ぼんやりと生きている。心はけっこうすさんだりしている…。
コドクな男とコドクな女の美しくはない奇妙な出会い。
きっかけは「ナノナ~」と鳴くすごぶるかわいい猫。
二人と一匹の一筋縄ではないハートフル森下劇場開演!…
出典:なのな フォトゴロー 1 U-NEXT
普通にしていたら絶対に出会わないであろう、孤独な男女が。
ふとしたきっかけから交流を深めていく、少し切ない四コマ漫画。
作者の森下裕美は、『少年アシベ』のようなほのぼのとした漫画と。
『大阪ハムレット』のような、心を締め付けてくるような漫画の両方を描ける漫画家ですが。
なのなフォトゴローは、その間のような漫画です。
かわいいらしいキャラクターを出しているし、徐々に仲良くなっていく二人の関係は心温まるものですが。
それと同時に、現代の若者が抱えているような閉塞感といったものを上手く取り入れていて。
読んでいると切なくなってくるんです。
気軽に読めるので、ゆっくりしながら漫画を読みたいという人に最適な漫画ですよ。
喜喜

宇仁田ゆみさんの初期の短編漫画集。
最近は「うさぎドロップ」などのほんわかした作品が多くて、いまだとまどっていますが。
もともと宇仁田ゆみさんは、かわいいけどやっかいな女の子が出てくる作品をよく書いていました。
普通のラブコメには絶対出てこないような、だけど魅力的な女の子がでてくる。
これは、そういう作風の代表作の1つの短編集です。
宇仁田ゆみさんは、長編と短編ではちょっと印象が違っているんですが、私は、こういった短編集が好きなんですよねー。
宙のまにまに

この町には昔、悪魔がいた……。
かつて暮らした町に引っ越し高校生になった朔(さく)。そこへ恐怖のハイテンション幼なじみ・美星(みほし)が再び現れた!
読書好きの朔の穏やかで知的な時間が一瞬で打ち破られる!
気が付いたら、朔は創部間もない天文部の一員になっていたのだった――!!
天空に輝く美しい星。仲間と見ればもっときれい!
清く明るい天文部グラフィティ!…
出典:宙のまにまに 1 U-NEXT
久しぶりに再開した幼馴染の勧誘によって天文部に入部した主人公が、天体観測にハマっていく。
穏やかで美しく、そして知識欲を満たしてくれる、そんなラブコメ漫画です。
私の知ってる天文部と違う・・・
でも、これ読んでると「誘われた天文部にはいておけばよかった!」と何度思ったことか。
というか、もっと早く出会っていたら、絶対入ったのに。
恥ずかしながら、この漫画で星に興味を持ち始めて、あっちこっちの天体観測いくようになったんですよね。
山付近、しかも夜景スポットまですぐに行けるところに住んでて、星なんてそこらじゅうにある中で育った私がそんな風になるような漫画です。
特に合宿の回はやばい。私のような素人に毛が生えたような人間が天体観測するときに参考になることがつまってますから。
スクールランブル

恋する乙女、塚本天満16歳。恋のお相手は烏丸大路、同級生。
運命のクラス替えの日、天満の祈りが届いたのか、二人は同じクラスに!!
しかし喜びも束の間、烏丸君が「明後日、転校する」と衝撃発言!
すったもんだの挙げ句、烏丸の転校が1年延期に!
チャンスだ! 天満ちゃん!!…
出典:スクールランブル 1 U-NEXT
行き当たりばったりなのが、逆に展開を読ませてくれなくて良かったとという不思議な作用をした作品。
また、恋愛関係も不思議。
感情の読めないとっぴな行動をする烏丸を好きな天満、その天満が好きな播磨。
天満の恋愛が成就するかは未知数。
でも、播磨の方の恋愛はダメなのが確定。
他に魅力的なヒロインが出てきても眼中にはいってないし、天満のこと以外考えてないのに。
普通なら嫌な感じになってもおかしくないのですが。
天満が天真爛漫な上にものすごい一途だし、播磨が女主人公に恨み言などの暗い思いを持っていないので、むしろ爽やかな感じになっています。
あと、説明書きがイチイチ笑わせてくれます
おすすめギャグ/コメディ漫画
ぐらんぶる

海沿いの街で一人暮らしを始めた北原伊織は衝撃の大学デビューを果たす。
出会ったのは美女とダイビング、そして愛すべき野郎ども!
バカを描かせたら天下一品の井上堅二と、裸の若者を描く達人・吉岡公威が繰り出す、酒とノリがあふれる最高のキャンパスライフ!!
出典:ぐらんぶる 1 U-NEXT
大学のスキューバーダイビング部を舞台としたギャグ漫画。
第1話で腹筋崩壊させられて以来、常にチェックし続け。
単行本が出た際には、複数冊購入して、布教したりしているこの作品。
基本、酒とバカと悪乗りを集めて煮だしたような漫画だと思っていただければ大丈夫です!
登場キャラはみな自分の欲望に正直で、馬鹿で性根の腐ったやつらばっかですから^^
どんなときでも、思いもよらない方向の大騒ぎに発展していきます。
でも、いざというときはとてもいいやつらで、読んでいて深いじゃないんですよね。
この面白さと、読んでいて感じる爽快感から、現在NO.1のギャグマンガだと思っていますよ。
後、何気に読んでいるとスキューバーダイビングしたくなるほど、海への愛が伝わってくるのもおすすめポイント。
ぜひ、多くの人に読んでほしいです。
ヒナまつり

芦川組の若手ホープ・新田の部屋に落ちてきた奇妙な楕円形の物体。それが全ての始まりだった!
物体のなかに居たのは、無表情な少女・ヒナ。
強力な念動力で新田を脅し、ヒナは新田家に住みつくことに。
かくしてヤクザとサイキック少女の危険な共同生活が始まった!
出典:ヒナまつり 1 U-NEXT
設定が盛りだくさんなのに、その設定が無駄になってる。
なのに面白い、稀有なギャグ漫画。
未来から来た超能力少女が、ヤクザの家に居候しているというのに。
その超能力はダラダラするのにつかわれるのがほとんどだし。
話が進むにつれて、未来要素は消え失せていく。
ヤクザの問題よりも、いかに美味しいご飯を食べるかといった方に意識がいってますからね。
でも、主要キャラたちの濃さと、主人公の超能力に起因した勘違い、作者の間の取り方の上手さ。
これらのせいで、ふとした瞬間にツボに入ってしまい、ハマってしまうんですよ。
後、キャラクターが皆ものすごくいい漫画ででもありますね。
特に新田、アンズ、瞳さんの3人が!
新田(ヤクザ)は、几帳面で面倒見が良いのが災いして、色々背負い込むハメになる苦労人。
本当、なんであの商売についているのか・・・
新田本人が知らない間に厄介ごとに巻き込まれている系の話に外れなし。
結果的にいいようになるのですが、結果までがひどすぎる。
アンズは、ヒナを処分しに来たのに、いつのまにか漫画屈指のいい子に。
おばちゃんおじちゃん思いで、働き者で、どうやったら敵役からそんな風にジョブチェンジできるのか。
そりゃ新田が、ヒナの代わりにアンズがいればと考えますよ。
瞳さんには、そろそろ精神的な幸せを与えてあげてほしい。
有能であるがために中一で色んな成功を収めているけど、本当にそろそろ。
しかし、一体どこまでいくのか。
私立T女子学園

あなたは女子高生の真実を知っていますか?
茶髪・ミニスカ・ルーズソックスだけが女子高生じゃない。
竹田・井森・山瀬・大崎・クズちゃん…。
フツーに見えてフツーじゃない高2女子5人組。
何気ない日常の裏にひそむ女子高生の真実は、複雑怪奇で支離滅裂。あなたが救われる道は、もはや笑うしかない。…
出典:私立T女子学園 1 U-NEXT
この企画をはじめようと思ったときに真っ先に思いついたのがこの漫画でした。
「いやいや、人に勧めるのにこれはさすがに・・・」と思い、何度考え直しても、やはり浮かぶのはこの漫画。
風邪ひいている時に読む漫画がほしいと、妹に適当に買ってきてもらったのがこの5巻。
そして、読み終わると同時に親の目を盗んで買いに行ってフラフラになったのもいい思い出です。
というか、読み終わったと同時に買いに走るというのは、この漫画が初めてですね。
かわいい絵柄なのに、腹黒か変なのしかいない。
キャラの立ち方がはんぱない。
上下関係があって、誰かが痛い目にあったりしますが。
みんな誰かしら(花粉含む)には負けて、1人だけが弱者になったりはしないので。
嫌な気分にならないのが素晴らしい。
さらっとしたブラックユーモア、シュールギャグがたまらない。
いろんな魅力がある四コマ漫画ですが。
特に竹田&竹田姉、竹田姉&トモちゃん・姑の回は是非読んでもらいたい。
後、編集部に喧嘩売ってたり、リアル竹田家を描いた巻末のオマケも最高^^
C級さらりーまん講座

●登場人物/矢吹四郎(ドンクサク無能なサラリーマンだが、会社が終わると超二枚目に変身)、丸山(童顔の42歳。営業二課長)、平沢(サラリ-マン生活80年、今だに現役のヒラ社員)、秋田(すぐパニクってしまう、ちょっと内気な社員)、二階堂(趣味は名刺集め、肩書きはおじぎ研究家、握手研究家等々…不可解な男)、深町(ちょっとカゲのあるシブイ男。しかし飯をこぼす癖あり)
●本巻の特徴/第4章では、本書の中でも一際メーワクなキャラの一人、二階堂にスポットをあてる。彼は世界一小さな名刺や、暗闇でしか読めない夜光塗料で印刷した名刺を集めることに執念を燃やしたり、おじぎ研究家、握手研究家など、不可解な肩書きを持つサラリーマン。凡人には理解不能の彼の特異な性格と生活を描く。
出典:C級さらりーまん講座 1 U-NEXT
会社に1人はいそうなダメ社員を、さらにダメにしたキャラが中心なので、かっこいい大人はほとんどいない(鬼頭課長など極少数がかっこいいぐらい)。
また、くすっとした笑いはありますが、大爆笑はほぼない。
あの値段なのに、1ページに2つの四コマという四コマ漫画界の常識を覆し、1ページに1つの四コマしか載せない。
批判的できる点はいくらでも思いつくんですが、不思議な魅力があってつい買ってしまうんですよね。
本屋で手持ちが少ないのにいくつも欲しいものを見つけてしまったときも、まずこの漫画を買ってしまうぐらい。
「パパはなんだかわからない」なんかもそうだったので、山科さんの描く絶妙な空気がなせるわざなんでしょう。
そして、山科さんの作品は他にもある中で、次々にキャラを登場させれるこの漫画が、その空気を感じられて、一番好きですね。
ちなみに、森下裕美(少年アシベの作者)さんの夫です。
おすすめサッカー漫画
DAYS

少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!!
――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。
孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。
嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!
出典:DAYS 1 U-NEXT
数あるスポーツ漫画の中、最も読んでいて熱くさせられたサッカー漫画。
こんなに読んだ後に身体を動かしたくなる漫画はないんじゃないかというレベルで興奮してきます。
主人公のつくしくんが、本当に何も出来ない状態から、誰よりも走るようになり。
そして、出来ることを本当に少しずつだけ積み上げていく様は、グッときますし。
それが、周りに伝播していくのも、胸が熱くて、もうね。
そら、こんな選手がチームにいたら、士気が上がり。
泥臭くても前を向いてプレイしようと思いますよね^^
また、できないことはできないということを最も徹底しているのも。
この漫画の特徴じゃないかと思うんです。
つくしくん、ボールもらってもドリブルで抜いたり出来ません。
スルーパスも出せません。
ゴールだって全然決めれません。
他の漫画だったら、もう少しサービスがあるでしょうが、全くないですから。
つくしくんは、これから少しずつ出きることを増やして行くでしょうが。
それが実になったときどんなプレイヤーになるか楽しみで仕方がないですね。
ジャイアントキリング

本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!
達海猛(たつみ・たけし)、35歳、イングランド帰りのサッカー監督。
好物は大物喰いの大番狂わせ=GIANT KILLING(ジャイアント・キリング)!!
東京下町の弱小プロサッカークラブ、ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)の監督に就任した達海が、意表をつく戦略とカリスマ性で、負け癖のついてしまった選手、スタッフ、そしてサポーターたちにパワーをくれる
出典:ジャイアントキリング 1 U-NEXT
チームの構築や戦術をもしっかり描いたサッカー漫画で、衝撃的でしたね。
チーム構築とかって、特訓とかしたら勝手にできてることになっているスポーツ漫画がほとんどですから。
でも、選手のプレーや心理描写をおろそかにしているわけでもないんです。
むしろ、世良が決勝点をいれたシーンなど。
他の漫画ではなかなかでてこないような所にまでスポットを当てて、丁寧に描写していますから。
さすが後に出てくる、「U31」の原作者が原作してるだけありますね。
サッカーに興味がない人にもお勧め。
結構、ビジネス的なところにも応用できる考え方が、根底にありますから。
ANGEL VOICE

ケンカだったらレアル相手でも楽勝!!
腕に覚えのある“ワル”が集まり、“県内最強軍団”と皮肉られる市立蘭山高校サッカー部。
その奇跡の物語が始まる。熱き心を取り戻せ!!
本格高校サッカー巨編!!
出典:ANGEL VOICE 1 U-NEXT
不良の生徒たちがサッカーに打ち込んでいく、サッカー版「ルーキーズ」というべき作品。
また、「なぜ選手が成長したのか」を丁寧に描いている、稀有なサッカー漫画です。
特に素晴らしいのがディフェンス構築や組織ディフェンスの穴のあけ方などについても描かれていること。
サッカー漫画のほとんどは攻撃についての描写ばかりで、ディフェンスについての描写ってほとんどないんですよね。
監督がディフェンダー出身だという設定をちゃんと生かせてますね。
後、全体に一貫性があるのもいいですね。
第1巻の冒頭に最終巻の一部が描かれているので、当初から全体のプロットを決めて書いていたのがうかがえます。
でも、最後の「You’ll never walk alone」は、ずるいと思うんですよ^^
BE BLUES

日本人に生まれたら、サッカーをやっているなら…日本代表のユニフォームを手に入れたい!誰だってそうだろ!
一条龍は、本気で日本代表になることを夢みているサッカー少年だ。
幼なじみの双子・優人と優希といっしょに、まずは全国少年サッカー大会で優勝を目指す!!
1対1の躍動感!ゴール前の緊迫感!絶妙の連携プレーを成功させたときの高揚感!サッカーの醍醐味がここにある。
本格サッカー大河ロマン堂々開幕!!
出典:BE BLUES 1 U-NEXT
天才と言われた主人公が、大けがを負ってサッカーから離れることになったが。
サッカーへの情熱を絶やすことなく復帰を果たす。
でも、ブランクがあり、また今までのようなプレイをする感覚を失っているために。
今できるプレイスタイルを磨き、這い上がっていこうとしていくサッカー漫画。
泥をすすってでも前に進んでいこうとする姿は、かなり好み。
ただ、正直、序盤の小学校編は大して面白くないと思うんですよね。
面白くなってくるのは中学校編からで。
そして、それが本格化するのは、もう少し後の高校生編の半ばから。
だから、最初から全部読んで欲しいというよりも。
今から読み始まるなら、高校生になってからで十分じゃないかなーと思ってます。
逆に、高校生編の半ばからは、超面白いですよ^^
主人公の努力と才能が一致し出し、戦う敵も強くなっていくので。
おすすめスポーツ漫画
弱虫ペダル

ママチャリで激坂を登り、秋葉原通い、往復90km!! アニメにゲーム、ガシャポンフィギュアを愛する高校生・小野田坂道、驚異の激コギ!!
ワクワクの本格高校自転車ロードレース巨編!!
出典:弱虫ペダル 1 U-NEXT
最初「渡辺航さんがスポーツ漫画?萌え系の漫画家さんなのに?しかもロードレース?」と疑問に思っていて、この漫画のことは長いことスルーしてきました。
でも、テレビの「ぼくらはマンガで強くなった」のロードレーサー新城選手の回で、「弱虫ペダル」が紹介されていて、一気に興味がわいてきたんです。
そこで、ちょうどそのときHuluでアニメが配信されていたので、見てみたら止まらない止まらない。
そして、あまりに面白すぎたので、アニメが見終わると一気に即買い開始しました^^
それぐらい面白く、のめり込んでしまう作品でしたね。
漫画もアニメもどっちも面白いんですけど。
漫画だと迫力や死力を尽くしている感がより感じられるため、漫画の方がより熱を感じることができますかね。
また、漫画の方が好きなシーンが多いかもしれません。
特に、1年目のIH最終日、真波を発射させて勝ちを確信した福富が、ガッツポーズをしている後ろから小野田が上がってくるシーン。
アニメだと単なるワンシーンという感じでしたが、漫画だと背後からくる期待感がたまらないシーンだったんですよね。
ここは最も好きなシーンなので、是非見て欲しい。
ガンバ!Fly high
平成学園中等部一年B組・藤巻駿(ふじまきしゅん)は、将来オリンピックで金メダルを取る夢を抱き、体操部に入部する。
ところが、男子体操部は超弱小だと知らされる…!?
ロス五輪金メダリスト・森末慎二が原作初挑戦!!金メダルをめざす少年・藤巻駿の波乱万丈、超熱血体操ストーリー!!…
出典:ガンバ!Fly high 1 U-NEXT
体操なんて全く分からないし、オリンピック見ても「なんかいっぱい回ってる」ぐらいの感想しかなかったんですが、この漫画に出合ってから一変しました。
技の描写が凄くて、現実にやっているのを見てもわかるようになったんですよ。
さすがモリスエの森末慎二さんが原作者してるだけのことありますね。
というか、リアルタイムで集めたのを売って、大学はいってから2度目に全巻集めたときに気付いたんですが、森末慎二さんが監修ではなく、原作者だとは。
てっきり監修だとばかり思ってたんですが。
また、ストーリーも良くて、最高に盛り上がったのはオリンピック選考会のところだと思うんですが、普通ダレてきてもおかしくない終盤にピークをもってこれるのは、ただただ凄いです。
モンキーターン

波多野憲二はちょっとそそっかしいが、負けん気の強い度胸のある17歳。
幼いころからの夢であるプロ野球選手になることを断念した憲二の今の夢は、競艇選手になること。
そのきっかけは担任教師・筒井の勧めで…!?
ボートレーサーを目指し、本栖研修所の試験を受けた憲二。
友情と闘争心の中で大きく育っていく若者を描いた、青春スポーツ漫画の傑作!!…
出典:モンキーターン 1 U-NEXT
ボートレーサーになるまでや、その仕事を知ることができます。
まっったく知らない分野だったので興味がなくてスルーしてました。
でも、たまたま10巻ぐらいまで読む機会があったので読んでみたら、めちゃくちゃ面白い
そして、続きを読むし、寝落ちそうになりながら、一気に読んでしまいました。
スポーツ系のまんがって、やったことがあるか、ファンになる程度にみたことがあるかしないとハマれないので、基本的に全く知らない分野には手を出さないんですが。
それが、こんなにハマってしまって。
ただ、基本的に漫画のカップリングについて文句は言わないようにしてはいるんですが、それでも青島とくっついてほしかった!
しゃにむにGO

中学陸上界のトップアスリートだった伊出延久。
Jrテニス界期待の星だった滝田留宇衣。
2人はそれぞれの目的で幕ノ鎌高校テニス部に入部。
インターハイへ向けて熱い季節が、今幕をあける!!
出典:しゃにむにGO 1 U-NEXT
フィジカルエリートな主人公が、テニス部の先輩に恋し、テニスをはじめ。
そして、瞬く間に、ライバルとともに頂点に駆け上っていく。
「赤ちゃんとぼく」の作者が描くテニス漫画。
こう言うと、主人公は、努力もなにもしておらず、鼻につくようなキャラみたいですが。
本格的にブレイクするまで3年間かかっていますし。
プレイスタイルも走り回るのが前提の泥臭いものであって、全然そんなことはなく。
むしろ全く正反対で、非常に爽快な気分にさせてくれるキャラなんですよ。
しかも、そのライバルが、「テニスはメンタルのスポーツ」と言われるぐらいメンタルが大事なのに。
才能もあって努力もしてきたがメンタルが弱くて、いざという時に力を発揮できないというのが非常に面白い。
少年漫画的な成長物語と。
苦しんで苦しんで、それでもテニスを捨てられない心理描写。
その両方を読むことができますからね。
面白いおすすめ漫画まとめ
連載中の面白いおすすめ漫画は、「天国大魔境」「アオアシ」「左ききのエレン」などを選びました。
一方、完結済みの面白いおすすめ漫画は、「それでも町は廻ってる」「ベイビーステップ」「鬼滅の刃」などを選びました。
一部をまとめますと、このようになります。
- 天国大魔境
- アオアシ
- 左ききのエレン
- 七つ屋 志のぶの宝石匣
- 波よ聞いてくれ
- それでも町は廻っている
- ベイビーステップ
- AIの遺電子
- ファイアパンチ
- 鬼滅の刃
でも、どれもおすすめの漫画ばかりなので、気になるものがありましたら是非読んでみて下さい。
以上、おすすめ漫画50選【2020最新版】時を忘れるぐらい超面白い名作コミックをご紹介、でした。
\お得に漫画が読みたいなら/

(本ページの情報は2020年12月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。)