25年以上も続く、もはや国民的アニメの1つと言っても過言ではないアニメ「名探偵コナン」。
しかも、ただ長いだけでなく、ほとんどのエピソードが面白くて高品質なアニメ。
ただ、エピソードがいかんせん多すぎるんですよね…(1000話以上)
おかげで、1から全部見始めるのも、途中まで見て休んでいたのを再度はじめようとするのも、なかなかハードルが高いと思います。
そこでこの記事では、アニメ「名探偵コナン」を見始めるか迷っている方のために、1000話以上あるエピソードの中から、特に面白いと思ったアニメ「名探偵コナン」のおすすめ回をランキング形式で紹介していこうと思います。
「他のエピソードも見てみたい!」と思ってくれるよう、本当に面白いものばかりを選んでいるので、ぜひ参考にしてくれると嬉しいです。
1.ホームズの黙示録
エピソード | 616~621話 |
シーズン | シーズン16 |
放送年 | 2011年 |
人気ゲスト | なし |
ホームズの黙示録は、トラベルミステリーもの。
シャーロック・ホームズの聖地ロンドンに向かったコナンたちが、ホームズやウインブルドンといったロンドンに由来するテロ事件に巻き込まれていく内容になっています。
海外旅行先での事件ということだけでもテンションが上がるのに、事件の規模は大きいし、謎解きや解決方法も遊びに満ちているしで、とにかく見ていて楽しいエピソードなんですよね。
また、ミステリー重視、かつボリュームのあるエピソードだけど、初期の同じようなエピソードにあった重さはなく、気軽に何度も見たくなるエピソードでもあります。
加えて、メインストーリーの合間合間に新一と蘭の恋愛パートが差し込まれるのですが、この部分も非常に秀逸。
想いの重さ・2人の信頼関係・決めるべきときに決めるところなど、新一と蘭の恋愛パートらしい魅力に溢れていますから。
個人的に、新一と蘭の恋愛パートのあるもののの中で、最も好きなエピソードです。
2.漆黒の特急
エピソード | 701~704話 |
シーズン | シーズン18 |
放送年 | 2013年 |
人気ゲスト | 黒の組織 安室 沖矢 ??? |
漆黒の特急は、鉄道ミステリーもの。
閉ざされた列車の中で起きた事件と、灰原にせまる黒の組織の魔の手の両方を解決していく内容になっています。
(服部はいないけど)人気キャラ勢揃いエピソードの中で「一番のおすすめは?」と聞かれたら、間違いなくこのエピソードを挙げてますね。
不可能なはずの密室殺人の謎を紐解いていくミステリーの面白さと、作品全体において重要な意味をもつストーリー展開。
これを両立させた上で、さらに灰原の魅力をこれでもかと引き出し、ゲストキャラたちそれぞれのらしさを描いていくという、とんんでもないクオリティの高いエピソードですから。
ちなみに、劇場版第26作目の「黒鉄の御影(サブマリン)」、その前日譚としてつくられた劇場公開作品「灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜」は、この漆黒の特急+αを再構成したもの。
これからも、ストーリーの重要性、ならびにエピソードの人気があるのがうかがえますよね。
3.集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド
エピソード | 219話 |
シーズン | シーズン6 |
放送年 | 2001年 |
人気ゲスト | 怪盗キッド |
集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッドは、1話に前半後半で2つの物語を詰め込んだ長時間ドラマ仕立てのエピソード(TV放送時は2時間、CMを除くと1時間半)。
閉ざされた別荘を舞台に、集められた大勢の探偵とともに問題解決にあたるというクローズドサークルものの後半も十分面白いです。
でも、個人的に気に入っているのは前半。
アニメでも映画でも、お互いの魅力を高めあうように活躍しているコナンと怪盗キッド。
そんな2人が、お互い相手の名前も知らないよう時期に、本当の意味で邂逅したのがこのエピソードの前半部分で描かれているんです。
はじめて登場したアニメ「コナンVS怪盗キッド」。怪盗キッドがコナン=新一だと知った映画「世紀末の魔術師」。
これら2つと並んで、怪盗キッドを語る上で非常に重要なエピソードになっていますね。
ただ、このエピソードは声で脳がバグる。
怪盗キッド側のメインヒロインである中森青子を、コナンを演じてる高山みなみが担当。
サブヒロインである小泉紅子を、灰原哀を演じてる林原めぐみが担当。
中森青子の友人・桃井恵子を、吉田歩を演じてる岩居由希子が担当していますから。
結構混乱すると思います。というか、数年ぶりに見直したとき、私は混乱しました。
(3人の担当声優が再び変化したアニメ「まじっく怪斗」を見た後に見直したのも大きいかもしれませんが)
4.そして人魚はいなくなった
エピソード | 222~224話 |
シーズン | シーズン6 |
放送年 | 2001年 |
人気ゲスト | 服部 和葉 |
そして人魚はいなくなったは、地方に伝わる逸話をからめた和ミステリーもの。
人魚の肉を食べて不老不死になった女性がいるといわれる孤島を舞台に、次々と起こる殺人事件の解決にあたっていくなっています。
和ミステリーは、好き嫌いが激しく分かれるジャンルなので、あまり好きではない方にとっては退屈だと思ってしまうエピソードだと思います。
後、そして人魚はいなくなったは、「あれ?恋愛パートだと、新一より服部の方がよくない???」と初めて思ったエピソードでもあります。
このエピソードでの服部の和葉への態度は男前で、とても魅力的なんですよ。
これ以降も、アニメはもちろん、「から紅の恋歌」など映画でも、たびたびカッコいい服部の姿は描かれるんですが、そういったエピソードたちの原点にあたるのはこのエピソードかなと、個人的に思っています。
5.緋色シリーズ
エピソード | 779~783話 |
シーズン | シーズン20 |
放送年 | 2015年 |
人気ゲスト | 黒の組織 赤井 安室 |
緋色シリーズは、「赤と黒のクラッシュ」「漆黒の特急」に続く、黒の組織との関係で重要な意味をもつエピソード。
謎解きよりもストーリーを重視した作りになっていて、メインストーリーから少し離れた位置にいた赤井の本格復帰、ならび安室の真の正体がついに判明するなど、名探偵コナンを楽しむ上で外せない内容になっています。
また、緋色シリーズは、赤井・安室が絡んでくる映画版コナンを楽しむ上でも重要。
映画版コナンの中でも人気が高く、私も大好きな「ゼロの執行人」もそうなんですが、緋色シリーズで語られた内容が当たり前の前提として作品が作られていますからね。
映画が面白くて、アニメも見ていきたいと思った方には、絶対に見てほしいエピソードの1つなんです。
後、緋色シリーズは、単純に「大好きなキャラ(赤井・安室)の魅力が詰まってるから好き…おすすめしたい…」と思えるエピソードでもあるんですよね。
かっこいい上に、「ここしかない!」というタイミングで活躍する赤井。
感情をコントロールし人を食ったような態度をとっている普段と異なり、つい人間くさい部分があふれ出てしまう安室。
その両方が楽しめますので。
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