アベンジャーズの人気シリーズ「アントマン」。
これから見たいと思っても、どれから見たらいいか迷ってしまいますよね。
タイトルにアントマンがついてない作品にも主人公たちが登場していて、全部把握するのは大変ですから。
そこで、MCU好きの私が、「アントマン」の見るべきおすすめの順番を紹介していきます。
この順番で見ると、ただ見るより面白く見れるので、ぜひ参考にしてください。
「アントマン」の見るべきおすすめの順番
①アントマン
アントマンは、アベンジャーズ・シリーズにアントマンが初登場した作品。
窃盗の罪で捕まっていたスコット(アントマン)は、まっとうな道を歩こうとしたが、最愛の娘の養育費などを捻出するため、再び窃盗の道へ。
しかし、盗みに入ったのは家主であるピムの罠。逮捕から免れるためスコットはピムの頼みを聞くことになる。
そんなところから始まっていきます。
自分の身体の大きさを変える。昆虫に言うことを聞いてもらう。
そんなアイアンマンやソーと比べると地味な能力しかアントマンはもってないし、序盤は人間関係の描写や修行パートが中心だったので、最初「正直微妙かなぁ?」と思いながら観てました。
でも、中盤以降一気に盛り返してびっくりしたのを覚えています。
スピード感はあるし、能力を活かしたバトル演出も見事で、王道ヒーローとはまた違った魅力のある作品でしたから。
また本作には、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに次いで、ギャグ要素の満載の作品だという側面もあります。
スコットは決めるところは決めるのに基本的にドジだし、スコットの窃盗仲間たちはみんなどことなく抜けた性格をしていているので、コミカルな会話が楽しめるんですよ。
特に、仲間の中心であるルイスのしゃべり方が独特で、このシリーズの名物になっているぐらい。見ていてクセになりますよ。
(個人的に吹き替え版のテンポがかなり秀逸で、字幕派の方もこの部分に関しては後から吹き替え版で見直してほしいぐらいです)
あと本作は、アベンジャーズの別作品をより理解する上で、結構重要な意味合いを持っています。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」といった作品で、サラッとだけ説明されたところを本作は深堀りしていますから。
②シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
シビルウォーは、アントマンがアベンジャーズに合流した記念すべき作品。
アベンジャーズの戦いで一般市民に被害が出てしまったことを重く受け止めた国連が、アベンジャーズに国連傘下に入ることを要請。
それによって、仲間を守るため受け容れようとするアイアンマン、正義を果たすために組織に属したくないキャプテンアメリカ、この2人を中心にアベンジャーズが真っ二つにわかれてしまう。
そんな中で発生した、とあるテロ事件。これを自力で解決しようと動いたキャプテンアメリカたちと、キャプテン・アメリカたちを止めようとするアイアンマンたちがぶつかりあい、アベンジャーズ・メンバーがますます混乱していく事態になっていく。
そういった作品です。
そんなアベンジャーズ・メンバーのぶつかりあいの中、片方の新メンバーとして合流したのがアントマン(もう一方にはスパイダーマンが初登場・初合流)。
ただ、合流にいたった原因は、本作ではなく前作「アントマン」で語られていますし。
また、アントマン自体が本作において主要な役割をはたしたわけではありません。
ですので、アントマン中心に作品を見ると、本作の結果がスコットの行動に影響を与えている「アントマン&ワスプ」、次にアベンジャーズとして登場する「アベンジャーズ/エンドゲーム」への橋渡し的な作品ともいえますね。
もちろん、アベンジャーズ・シリーズ全体で見ると、シリーズを左右するような重要な作品なんですが!
ちなみに、アントマンではなく、アベンジャーズ・シリーズにフォーカスを当ててシビル・ウォーを見るなら、
- キャプテン・アメリカ/ファーストアベンジャーズ
- キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
- アイアンマン2
- アイアンマン3
を見ておくのもいいですよ。
シビル・ウォーだけで作品が分からないわけではないですが、キャプテン・アメリカとアイアンマン、2人がどういった思いを持っているか分かりやすくなって、作品をより深く理解できますから。
③アントマン&ワスプ
アントマン&ワスプは、アントマンの本当の能力が発揮された作品。
「シビルウォー/キャプテンアメリカ」での活動により、スコット(アントマン)は政府から監視され行動を制限されていた。
しかし、ピム博士から、行方不明になっている妻ジャネットの救出作戦に参加することをお願いされる。
スコットは、外に出た事がバレたら逮捕されてしまう危険を負いつつ作戦に参加するが…
そういったところからはじまる作品です。
前作からたびたびスコットを助けていたピムの娘ホープが、本作からアントマンの相棒であるワスプとして登場すること。
量子の世界にもぐれるという、当初開発者であるピムも予想していなかった、アントマンの真の能力が本格的に発揮されるようになったこと。
この2つのポイントが描かれている本作は、アントマン・シリーズはもちろん、アベンジャーズ・シリーズ全体においても、非常に重要な作品になっています。
特に後者に関しては、世界の行く末が変化しかねないほどの影響を与えるものですから。
一方、前作に続き、本作もスコットの友人レイスのしゃべりは健在。
この独特すぎる話術を見ないとアントマンの魅力の1つですから、変わってなかったのには安心しましたよ。
④アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
インフィニティ・ウォーは、フェーズ1からフェーズ4までの最大の事件を描いた2部作品の前編に当たる作品。
1945年から続いていた、インフィニティ・ストーンに関する様々な出来事、そして強大な敵であるサノスとの最終決戦が描かれています。
本作でアントマンは別件があるため不在。
ただ、本作を見ないと、アントマンも登場する「アベンジャーズ/エンドゲーム」の詳しい状況がわかりにくいため、本作も見ることをおすすめします。
⑤アベンジャーズ/エンドゲーム
エンドゲームは、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の続きを描いた後編にあたる作品。
過去へのタイムトラベル、登場できる全ヒーローの参戦、ピンチからの熱い逆転劇など、とにかく見どころだらけ。
3時間を超えるのに中だるみなど全くない、アメコミ系映画の中でも1、2を争う名作です。
また、これまでアベンジャーズを導いてきた2大リーダー、キャプテンアメリカとアイアンマンが卒業する、アベンジャーズ・シリーズの転換点ともいうべき作品でもあります。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で起こった、世界を揺るがす大事件の影響を奇跡的に免れていたアントマン。
他のヒーローが絶望的な現実に打ちひしがれている中で、復活したアントマンの存在がその絶望を打ち砕く逆転の一手になるという、非常に熱すぎる展開が楽しめるのが本作の魅力。
また、本作の最も盛り上がるシーンにも参加しており、そこでも重要な役割を担うのですからアントマン・ファン的には絶対に見逃せない作品になっていますね。
後、エンドゲームは美しい女性メンバーの活躍シーンが話題になりましたが、このときワスプ(ホープ)も大活躍してくれます。
演じているのがエバンジェリン・リリー(海外ドラマ「LOST」のケイト役)ですから、アイアンマン・シリーズのペッパー兼レスキューを演じるグイネス・パウトロウと並んで、華やかさがとんでもなかったです。
⑥ドラマ「ロキ」
ロキは、「アベンジャーズ・エンドゲーム」の世界線から分岐した世界線を描いた物語。
映画シリーズで死ぬはずだったロキだが、本作の世界線ではあることをすることで生き延びることに成功。
しかし、宇宙には主軸となる世界線以外を認めず、強制的に元に戻そうとする組織があったため、その組織に目を付けられこれまで以上のピンチに陥いることに。
そんな状況で、流れに身を任せ、いざというときに周りを裏切ったりしながら、懸命に生き延びていく。
そんなロキの姿が描かれている作品です。
本作は、ロキが中心な上、宇宙などが舞台になっているため、アントマンは不在。
しかし、次の「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の敵役であるカーンについて、厚く取り上げられています。
ですので、見ておく方がおすすめですね。
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⑦アントマン&ワスプ/クアントマニア
アントマン&ワスプ/クアンとマニアは、エンドゲームで世界を救ってから数年後のスコットを描いた作品。
英雄として扱われ充実した生活を享受し、ヒーローから離れた生活をしていたスコット。
しかし、量子の世界に興味をもち、密かに量子世界の研究をしていた娘キャシーの行動によって、再びアントマンとなり量子の世界に潜ることに。
そしてそこでは、何もなく誰もいないと思われていた量子の世界の本当の姿が現れ、新しい困難が待ち受けていた。
本作は、アントマン・シリーズの第3作目となる作品であり、フェーズ5の始まりとなる作品です。
そして本作の最大の特徴は、ドラマ「ロキ」も登場した征服者カーン(別世界の同一存在)が、ついに映画版にも登場したこと。
フェーズ4からフェーズ6までをマルチバース・サーガというのですが、その最終フェーズとなるフェーズ6において、「アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ」というタイトルが公開される予定だと公式に発表がありましたからね。
カーンの存在は、今後のアベンジャーズ・シリーズにおいて相当重要なポジションになると思われます。
それが映画シリーズで初登場したんですから、そこに注目せざるを得ません。
でも、カーンがいる重要性だけじゃないんですよ、本作は。
作品自体の素晴らしくも、自信をもって「面白かった」と言える出来でした。
本作はアベンジャーズ・シリーズ第30作目の作品ですなのですが、現時点で面白さランキングを作ると、「スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム」「アベンジャーズ/エンドゲーム」に続く第3位を、「アベンジャーズ」とを争う作品じゃないかなと思っています。
アベンジャーズ・シリーズそのものの面白さとは微妙に違うのですが、「アメリカの映画に求めてるのはコレだよ!コレ!」と思わせてくれる面白さがありましたから。
正直初見が、映画館ではなく家でだったら、声出しながら興奮して見ていた自信ありますね。
SFとファンタジーを混ぜ合わせたようなストーリーと冒険、きっとこうなるだろうと予想はつくけどそれでも楽しませてくれるバトル展開など、日本の映画でもなく、ヨーロッパの映画でもなく、とてもアメリカらしく、その魅力の詰まった映画になっていました。
ちなみに、本作の魅力と、ドラマ「ロキ」の魅力は、想像以上に近しいものに感じました。
カーンが出ていることからある程度予想はしていましたが、根底に流れるものがかなり共通しておりましたから。
本作を好きな人はきっとドラマ「ロキ」も好きだし、ドラマ「ロキ」が好きな人はきっと本作も好きなはずです。
ですのでこの2つは、あわせて一気に見るのがかなりオススメです!
あと、キャシーがスーツを手にいれ、アントマン・シリーズにおいて戦力になったのも忘れてはいけませんね。
キャシーが作中で大きくなったことに伴い、演じている女優さんが変更されており、ニュー・キャシーが登場したような気分で見れました。
アントマンの見るべき順番まとめ
というわけで、「アントマン」が面白く観れる順番に並べてきました。
- アントマン
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
- アントマン&ワスプ
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(出演なし)
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- ドラマ「ロキ」(出演なし)
- アントマン&ワスプ:クアントマニア
この順番で見て行くとストーリーがよくわかりますよ。
ぜひ参考にして下さい。
以上、《MCU》アントマンの見るべき順番は?全映画&ドラマをどこから見たらいいかを解説、でした。
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【番外】アントマンを公開順一覧
これまで私の考えるおすすめの順番を紹介してきましたが、あわせてアントマン関連作品の公開順も紹介していきます。
【公開順】
- アントマン
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
- アントマン&ワスプ
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- ドラマ「ロキ」
- アントマン&ワスプ:クアントマニア
(本ページの情報は2023年5月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT、ディズニープラスサイトにてご確認ください。)