たくさんのマーベルヒーローたちが1つの世界に存在し活躍しているという設定で作られている、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品。
その中でも、アベンジャーズ・シリーズに関連する作品は、映画はもちろんドラマも面白く、特に人気になっています。
ただ、数が多く、どれから見たらいいのか迷ってしまうのが難点です。
そこで、面白い作品から見始められるよう、MCUファンの私が、アベンジャーズ・シリーズのMCUドラマをおすすめ順に紹介していこうと思います。
あわせて、公開順、時系列順の並びも紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
MCU(アベンジャーズ)ドラマの見る順番おすすめランキング
1.ワンダビジョン
ドラマ「ワンダビジョン」は、アベンジャーズ・エンドゲームのその後の世界線を描いた物語。
アベンジャーズの関連作品では珍しく、サスペンスやホラー・ミステリーといった要素も強いため、アベンジャーズシリーズに新しい可能性を示してくれた作品です。
私同様、アベンジャーズも大好きだし、サスペンスやホラー・ミステリーも大好きといった方には、間違いなくドストライクな作品です。
ただ、最初見た人の多くは、「自分は何を見せられてるんだ?」と思います。
主人公であるワンダが50年代の女性のような格好をしてるし、アベンジャーズ・インフィニティーウォーで死亡したはずのビジョンが生きている上にワンダの夫になっている。その上、2人がいきなりコメディドラマのような行動をし始める。
控えめに言っても、「わけがわからないよ…」状態の映像をみせつけられることになりますから。
でも、エピソードが進むにつれて、2人の生活に違和感が感じられるようになり、なぜ2人はこんなことをしているのかが明らかになっていくんです。
SFによる現象の解析、ワンダの行動理由、そこに絡んでくるファンタジーバトルなどなど、様々な要素が絡んでくるので、最初「まぁ、アベンジャーズシリーズのドラマだし見とくか…」ぐらいの気持ちで見ていたのに、気が付いたら目が離すことができなくなりますよ。
特に、アベンジャーズ・エイジオブウルトロン以上に詳しく描かれたワンダの過去。
そして、ワンダがさらなるパワーアップを果たした理由について描かれているところは、アベンジャーズファンなら絶対見逃せません。
本作の続きは、映画「ドクター・ストレンジ・マルチバース・オブ・マッドネス(MoM)」で語られています
ワンダにとって重大な結末がまっているので、ぜひこちらも視聴ください

2.ロキ
ドラマ「ロキ」は、アベンジャーズ・エンドゲームの世界線から分岐した世界線を描いた物語。
映画シリーズでは死ぬはずでしたが、この世界線のロキはあることをすることで生き延びることに成功します。
しかし、宇宙には主軸となる世界線以外を認めず、強制的に元に戻そうとする組織があったため、その組織に目を付けられこれまで以上のピンチに陥いることに。
そんな状況で、流れに身を任せ、いざというときに周りを裏切ったりしながら、懸命に生き延びていくロキの姿が描かれているんです。
そして、ドラマ「ロキ」の見どころは、従来のロキと全く新しいロキの両方をたのしめること。
どこか芝居がかった人を食ったような言動、ここぞというときに行われる裏切り、でもどこかコミカルで憎めない、そんな従来のロキの魅力はドラマ「ロキ」でも健在です(といっても、この性格はマイティ・ソーの第3作品目である「バトルロワイヤル」以降の性格ですが)。
特に、新キャラであり相棒でもあるメビウスとの掛け合いは必見です。どちらもよくしゃべり、マウントをとりあっていて、非常に楽しいですから。
でも、ドラマ「ロキ」はそれだけじゃありません。
メビウス同様、新キャラのシルビィと出会うことで、これまでロキにまったくといってなかった、誠実さ・真剣さ・信頼といった性格が生まれていきますから。
「あれ?この性格だったら、今後アベンジャーズに入っても大丈夫じゃない?」そう思ってしまうぐらい、ヒーローになっていました。
こんなのMCUフェーズ3までのロキだったら、絶対考えられません。

3.エージェント・オブ・シールド
ドラマ「エージェント・オブ・シールド」は、映画「アベンジャーズ」から分岐し、ヒーローたちの裏側で活躍するエージェントたち描いた作品。
「アベンジャーズ」においてロキに殺害されたはずなのに、実は生きていたS.H.I.E.L.D.コールソン捜査官。
彼が中心となって、映画アベンジャーズ・シリーズでは描かれなかった、ヒドラなどがからんだ様々な事件の解決に挑んでいく、大人気の海外ドラマシリーズです。
シーズン1は2012年。シーズン2は2015年。シーズン3は2016年。シーズン4は2017年。シーズン5は2018年・・・・を中心の舞台として、話が続いていっています(シーズン7まで制作)。
他の長期間続くスピンオフ作品と同様、純粋にストーリーが面白く、毎年公開されるのを楽しみにしているファンも多いですよ。
基本的にはこれを見ないとアベンジャーズがわからないということはありませんが、アベンジャーズシリーズと関係の深い事件がでてくるので、見ていると理解が深まります。
「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」などに関連した。
また、アベンジャーズシリーズに登場したキャラクターなども、このドラマで再び見ることができますしね。

4.ファルコン&ウィンターソルジャー
ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は、アベンジャーズ・エンドゲームのその後を描いた物語。
エンドゲームでスティーブから、キャプテンアメリカの盾を譲り受けたサム。
そのため、今後はサムがキャプテンアメリカの後継者となるんだろうと皆が予想しましたが…
まさかの盾をアメリカ合衆国に献上、その上新しいキャプテンアメリカには全く別の人間がなってしまう。
そんな予想外のところから始まっていくドラマです。
そんなファルコン&ウィンター・ソルジャーの最大の見どころは、なんといってもアクションバトル!
サムの飛行能力を活かした、スピーディーかつ迫力ある攻撃。
バッキーの泥臭くもある肉弾戦。
それに対する、冷酷というか淡々とクリティカルな攻撃を繰り出していく敵たちに。
本来なら味方であるはずの新キャプテンアメリカとの戦いなどなど。
本当にバトルに見どころの多い作品です。

5.ミズ・マーベル
ミズ・マーベルは、アベンジャーズオタクなだけの普通の女の子(カマラ・カーン)がマーベルヒーローとなる作品です。
抑圧された生活を強いられてきたところに、いきなり特別の力を得てしまったカマラ。
彼女の解放感とこの力を得てしまった葛藤。
そして、今後どのようにスーパーヒーロー(アベンジャーズ)にかかわっていくのかを楽しめます。
「ホークアイ」のケイト・ビショップも、普通(?)の女の子がアベンジャーズにかかわっていくという点で同じではあります。
でも、ケイトの場合、オタクの対象がホークアイだけ、自分からかかわりに行く、スーパーヒーローとなる力は得ていない、といった違いはあります。
両方のドラマを見て、違いを楽しむのもありですね。
正直、1話目・2話目を見た段階では、ランキングがもう少し下でもおかしくなかったかなと思っていました。
でも、3話目から評価が激変。話が進むにつれて、急激に面白くなってきます。
2度おいしい内容になっていて、見終わったときにはかなり満足できましたよ。
(1つはアベンジャーズ的な、もう1つは青春ドラマ的な)
後、本作ではカマラの妄想癖をあらわす演出も見逃せません。
背景でマンガキャラが動く演出や、思わぬところからの視点・視点移動の演出など、現実世界とマンガ世界がごっちゃになったような演出がされているんです。
これが非常に面白くて、マンガを原作にした作品の中でも、かなり特徴的な印象を受けました。

6.ホークアイ
ドラマ「ホークアイ」は、アベンジャーズ・エンドゲーム、ならびに映画「ブラック・ウィドゥ」のその後を描いた物語。
エンドゲームでのことがきっかけとなって心が疲れ切っていたクリント・バートン(ホークアイ)。ホークアイに憧れ、ふとしたきっかけでローニンの衣装を手にし、それをローニンを恨む人間たちに見つかってしまったケイト・ビショップ。
そんな2人が出会い、途中ナターシャの妹エレーナ・ベロワも加わりつつ、事件に巻き込まれていく様子が描かれた作品です。
ホークアイが主人公ということで、アベンジャーズらしい、いわゆるSFアクション的なシーンは少なめな印象。
その分、コミカルな展開やミステリードラマとしてのシーンも多く、アベンジャーズ・シリーズの中でも珍しい作品になっています。
しかし、コミックではすでに登場していていた2代目ホークアイが誕生、そして彼女がMCU世界線に参戦する点で、アベンジャーズにとって意味を持つ作品ですね。
また、かつて自身が演じ罪を犯したとおもっているローニンの存在、エンドゲーム以降もずっと思い悩んでいたナターシャとの出来事、この2つの問題に再度直面し克服していくという意味で、クリントの救いとなる作品でもあります。

7.エージェント・カーター
スティーブ・ロジャー(キャプテンアメリカ)の恋人であるペギー・カーターを主人公にしたアクションドラマ。
女性が社会に出ることが冷遇されていた時代において、時にそれを受け容れ、時にそれを跳ねのけて活躍していった強く美しい女性を描いた作品です。
本作は、アベンジャーズ的なアクション性は非常に低いですが、S.H.I.E.L.D創設にかかわるペギーの人物像がよくわかる作品として、興味深い作品になっています。
特に主人公ペギーの人物像は、「キャプテンアメリカ/ファーストアベンジャーズ」以上によく知れますね。
これを見ることで、「キャプテンアメリカ/ウインターソルジャー」で70年ぶりにスティーブと彼女が再開したシーンに感動できますし。
ペギーの葬儀が行われた「シビル・ウォー/キャプテンアメリカ」において、ペギーの姪であるシャロン・カーターが言及したペギーの人物像をより理解することができますよ。
また、ハワードの執事であり、ペギーの相棒となるジャービスにも注目してください。
「アイアンマン」で登場するトニー・スターク(アイアンマン)の相棒AIであるジャービスは、彼を参考に作られていますからね。
「アベンジャーズ/エイジウルトロン」において誕生するヴィジョン。彼は、AIジャービスがベースとして作られたヒーローなので、その意味でも本作でジャービスについて知っておくと良いですね。
なお、本シリーズは、1947年を舞台にしたシーズン2も制作されましたが、そこで制作終了となってます。

8.シー・ハルク:ザ・アナトニー
シー・ハルクは、エンドゲーム後の世界を描いたドラマの1つ。
主人公であるジェニファー・ウォルターズは、ブルース・バナー(ハルク)の従妹で、弁護士としてのキャリアを築いてきた人物。
しかし、エンドゲーム後にブルースとドライブを楽しんでいる最中に事故にあい、怪我したブルースを助けようとしてブルースの血が体内に入ってしまい、彼女もハルク(シー・ハルク)になってしまいます。
そんな彼女が、自分のキャリアをまもりつつ、スーパーヒーロー的な事件に巻き込まれていく作品です。
ハルクがメインとなる作品といえば、終始重くシリアスなものになるイメージですが、本作はどちらかといえばコミカルで楽しいところからスタート。
ブルースがハルクになったときと違い、ジェニファーが全然へこたりせず、ときに冗談言ったり、ときにブルースと喧嘩したりしていますからね。
ただ、この作品はMCUファンですでにいろんな作品を見てる人と、そうでない人では評価の分かれる作品だと感じました。
エンドゲーム後あまり触れられてこなかったトニーやスティーブの話題が出てくる。
エドワート・ノートン版ハルク(「インクレディブル・ハルク」)の敵役アボミネーションが登場し、はじめてマーク・ラファロ版ハルクと共演するなど、ハルク・シリーズ以外のキャラが多くからんでくる。
などなど、本ドラマ単体で見るより、知っているからこそ面白いというシーンがたくさんありますから。
ですので、見る順としては低く評価しておきました。

【番外】ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル
クリスマスを題材にしたガーディアンズオブギャラクシー・シリーズ作品。
ピーターを励ますため、地球のローカルイベントであり、宇宙人的に未知の存在であるクリスマスを、イメージだけで開催してあげる作品です。
1話完結・1時間弱の作品なので、ドラマと言い切れるか微妙ではありますが、とりあえず映画ではないのでこの記事で紹介しておきます。
短いながらもガーディアンズオブギャラクシー・シリーズらしさが出ている良作だし、メンバーの関係が一部変化するなどシリーズ的には重要ポイントもある作品ではあるんです。
とはいえ、あくまで特別番組だし、気が向いたら見るぐらいでいい作品じゃないかと思っています。
(ちなみに、本作を見る場合、映画「ガーディアンズオブギャラクシー:リミックス」の知識があった方が無難なので、そちらを見てから見る方がおすすめです)

【保留①】ムーンナイト
自分の知らないもう1人の自分が、自分の中に眠っていることに気が付いてた青年。
それによって彼は、知らないうちに巻き込まれていた神々にまつわる事件に巻き込まれていってしまう。
ムーンナイトは、そんな多重人格の青年を中心とするスリラー作品です。
一応、MCUの世界にいるとのことなのですが、今のところアベンジャーズとの絡みは不明ですし、このままかかわらずに単独で展開される可能性もあるので保留に。
アベンジャーズ・ドラマを見る順という視点からは、他のドラマの後に見るのがいいのではと思っています。

MCU(アベンジャーズ)ドラマの公開順に見るなら
MCUドラマを公開順に並べるとこのようになります。
(複数シーズンがあるものはシーズン1が公開された順に)
- エージェント・カーター
- エージェント・オブ・シールド
- ワンダビジョン
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ロキ
- ホークアイ
- ミズ・マーベル
- シー・ハルク:ザ・アナトニー
- (ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル)
MCU(アベンジャーズ)ドラマの時系列順に見るなら
一方、MCUドラマを時系列順に並べるとこのようになります。
(複数シーズンがあるものはシーズン1が公開された順に)
- エージェント・カーター
- エージェント・オブ・シールド
- ロキ
- ワンダビジョン
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ミズ・マーベル
- シー・ハルク:ザ・アナトニー
- ホークアイ
- (ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル)
ワンダビジョン、ファルコン&ウィンターソルジャーなど5作品に関しては、どれもエンドゲーム後の世界で、どの順番かはっきりしていません。
ただ、ホークアイがクリスマスを舞台にしていており、他の作品よりは後の話になっているのではと考えています。
その他のMCUドラマ一覧を公開順に紹介
アベンジャーズ・シリーズとは関係性が薄い(あるいは、まだ関係性が判明していない)ドラマも、MCU作品にはあります。
ただ、そういったドラマたちもMCU作品ではあるので、アベンジャーズ・シリーズと世界観を共有しています。
ですので、もっとMCUドラマが見たいという方は、公開順に一覧を紹介していくので、ぜひ試してみてください。
(ディズニープラスで見れる作品には★をつけています)
- デアデビル(2015~、Netflix制作)★
- ジェシカ・ジョーンズ(2015~、Netflix制作)★
- ルーク・ケイジ(2016~、Netflix制作)★
- アイアン・フィスト(2017~、Netflix制作)★
- ザ・ディフェンダーズ(2017、Netflix制作)★
- インヒューマンズ(2017、ABC制作)★
- パニッシャー(2017~、Netflix制作)★
- ランナウェイズ(2017~、Hulu制作)★
- クローク&ダガー(2018~、フリーフォーム制作)★
- ヘルストローム(2020、Hulu制作)★
- ムーンナイト(2022、マーベル・スタジオ制作)★
「デアデビル」は、Disney+でただ配信されるだけでなく、キャラとして展開されることが決定(「デアデビル:ボーンアゲイン」2024年公開予定)
また、映画「スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム」、ドラマ「シー・ハルク:ザ・アナトニー」などで、デアデビルのキャラが登場するようになっています。
MCU(アベンジャーズ)ドラマの見る順番まとめ
マーベルのMCU(アベンジャーズ)ドラマの見る順番について紹介してきました。
もう1度、おすすめ順、公開順、時系列順にまとめますとこのようになります。
▼おすすめ順
- ワンダビジョン
- ロキ
- エージェント・オブ・シールド
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ミズ・マーベル
- ホークアイ
- エージェント・カーター
- シー・ハルク:ザ・アナトニー
- (ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル)
▼公開順
- エージェント・カーター
- エージェント・オブ・シールド
- ワンダビジョン
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ロキ
- ホークアイ
- ミズ・マーベル
- シー・ハルク:ザ・アナトニー
- (ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル)
▼時系列順
- エージェント・カーター
- エージェント・オブ・シールド
- ロキ
- ワンダビジョン
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ミズ・マーベル
- シー・ハルク:ザ・アナトニー
- ホークアイ
- (ガーディアンズオブギャラクシー:ホリデースペシャル)
映画と違って、見る順番によってわかりづらくなるといったことはありませんので、ぜひ気になった順番で見てみてください。
どれも面白いですよ。
以上、《マーベル》MCUドラマの見る順番は?おすすめ順にアベンジャーズシリーズを紹介、でした。
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追伸:MCU(アベンジャーズ)ドラマを動画で見るおすすめの方法は?
私も使っているDisney+ (ディズニープラス)で見るのがおすすめです!
その理由は、そのラインナップの多さ。
MCUドラマの多くがDisney+ (ディズニープラス)の独占見放題作品になっていて、見れる作品数が他のVODよりも圧倒的に多いんです。
しかも、他のVODでは見るのに1作品ごとに課金が必要なMCU映画まで、Disney+ (ディズニープラス)だと見放題なので、前後につながりのある作品も一緒に楽しめます。
非常にお得なVODですので、MCUドラマが見たい方は、この機会にどうぞ!
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