映画「天気の子」は感想あらすじ【ネタバレ注意】これはハッピーエンドではない

「天気の子」の 感想あらすじ

この記事では、新海誠監督の新作「天気の子」の感想あらすじを紹介しています。

「天気の子」は、爆発的大ヒットをとばした「君の名は。」の次の作品として非常に期待度の高い作品でした。

そんな作品だから、「君の名は。」と同様完全なハッピーエンドにするのかとも思ったのですが、意外や意外ハッピーエンドとは言えない、賛否の別れそうな結末になっているんです。

そして、そういう作りにしたのは、非常に勇気ある判断だなと感心させられ、そこが非常に面白いと思いました。

では、そんな「天気の子」の感想やあらすじなどの紹介を始めていきますね。

ネタバレ要素もあるので、ご注意を。

 

「天気の子」のあらすじ

都立神津島高校の1年生・森嶋帆高(もりしま ほだか)は家出して東京本土にやってくるが、ネットカフェ暮らしも数日で残金が尽きてしまい、上京するフェリーで出会ったライターの須賀圭介(すが けいすけ)を頼る。圭介は姪の夏美(なつみ)と2人だけの零細編集プロダクションを営んでおり、雑誌『ムー』などで記事を書いていた。帆高は住み込み・食事付きの条件に惹かれ、そこで働くようになる。

2021年(令和3年)夏の関東地方では、長期間にわたって雨の日が続いていたが、その状況でも晴天を呼ぶ「100%の晴れ女」がいるという都市伝説が流れていた。帆高はある事件から天野陽菜(あまの ひな)という少女と出会うが、彼女こそがその晴れ女で、祈るだけで短時間・局地的にだが確実に晴れ間を呼び寄せる能力を持っていた。

出典:天気の子 Wikipedelia

「天気の子」は、島から東京に家出してきた主人公(帆高)が、天候を操ることができるようになった天気の巫女(陽菜)と出会うボーイミーツガール作品。

陽菜の特殊能力を使いながら、当初楽しく生活していた2人。

しかし、天気の巫女は、世界を雨から救うため、人柱とならなくてはならない(消滅しないといけない)運命にある。

この事実が2人を苦しめ、最終的にツラい決定を迫ってくることに。

2人はどういった結論を出し、それを採用したことで後悔ないのだろうか。

そういった内容のあらすじになっています。

 

そして、そのストーリーは大きく分けて4つのパートから成り立っています。

  1. 帆高が家出して東京で暮らし始めるパート
  2. 陽菜と晴れ女ビジネスを始めるパート
  3. 消滅した陽菜を探し出すパート
  4. 改めて陽菜と再会するパート

それぞれのパートで雰囲気が変化していますよ。

 

「天気の子」の感想評価

少年が不完全な大人になっていくストーリー

当初、帆高は父親と喧嘩して衝動的に家出してしまう高校生らしい高校生でした。

でも、尊敬できる大人2人(須賀、夏美)と過ごすうちに、徐々に変化していき、そして夏美の消滅&奪還という経験を経て大人になっていくんです。

 

ここで感心したのが、帆高を安易に完全な大人にしなかったこと。

世界よりも陽菜をとるという大きな決断をした以上、常に前を見続けていく完全な大人にすることもできたでしょう。

でも、いざ他の人たちの生活を目の当たりにしたら心を痛めている方が、全体のストーリーと整合性がとれますからね。

 

というのも、帆高の成長を促した須賀と夏美、この2人がまさに不完全な大人ですからね。

かたや、理想と現実のギャップに苦しめられている。かたや、大人になりたくないと悩んでいる、そんな2人を見て完全な大人になれるわけがないんです。

また、「大人も不完全」だと、成長過程で認識していうのに、1人だけ完全な大人になるというのも変ですし。

 

こういう人の心の機微にこだわるのは、本当に新海誠作品らしいところですね。

 

ハッピーエンドではなくノーマルエンドで終わる勇気

「君の名は。」的なハッピーエンドで終わるなら、「天気の子」は陽菜を失わず、かつ世界に晴れが見られるようになるで終わることになったでしょうね。

でも実際は、陽菜は失ってない。でも、3年間晴れ間が一度もない世界になり、今後も改善の余地はない。

そんな、1勝1敗なノーマルエンドといっていい終わり方になっているんです。

 

これってすごく勇気のいることですよ!

「君の名は。」で知名度が爆発的に広がり、多くの方が「君の名は。」的なハッピーエンドを求めて見に来ることは容易に想像できる。

そんな中でハッピーエンドを選ばなかったんですから。

 

以前の話ですが、「君の名は。」が終わって少ししてから公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか」に否定的な声を上げる方が結構な数見たことがありました。

理由の多くは、「『君の名は。』のような内容の映画なんだろうと思ってのに違った」というもの。

原作も監督も作風がかなり違うのに、それでもそういった声が上がるんですから、観客の期待を裏切ってくるというのはとても怖いものです。

そして、その怖さを知らないわけがないのに、ハッピーエンドを選ばないって相当ですよ。

 

ちなみに、全部は解決できたというビターな終わり方は、「秒速5センチメートル」で鍛えられた私には余裕でした。

ビターさがあるのが新海誠作品だと思っていますからね。

胸をかきむしりたくなるような辛さがある「秒速5センチメートル」と違って、「天気の子」ぐらいのビターさはちょうどよいアクセントぐらいでしかありませんし。

まぁこの辺は、新海誠=秒速5センチメートルと考えるのか、新海誠=君の名は。と考えるのかという違いが大きく影響しているんでしょうけど。

 

新海誠らしさが存分にでている

新海誠監督の作品といえば、映像も小説も、多彩な色と音の美しさにあると思っています。

そしてそれは「天気の子」でも一緒。

さびれたビルの屋上から、陽菜が初めて空の世界に移ったときの色の変化。

雨音、家出少年の身柄を確保しようとする警察によるカーチェイスの音、何気ない人々の会話などなど。

様々な場面に新海誠監督らしさを感じられるようになっていますよ。

これを見ないと始まらないので、本作でも楽しむことができて、とてもうれしいですね。

 

他の作品(君の名は。)のキャラがいて幸せ

個人的に他の作品だと思われるキャラが「天気の子」で発見できたことは非常に幸せでした。

前作「君の名は。」で、「言の葉の庭」のユキノさんが再登場したのを見て大興奮したので、またこれが続くんじゃないのか!って期待していましたからね。

そして今回登場したと思われるのは、まさに「君の名は。」のキャラクターです。

 

まず、帆高と陽菜は、晴れ女ビジネスを展開している際、立花冨美さんという老女をお客とするシーンがあるんです。

そして、冨美さんのお孫さんは「タキ」というとのこと。

これはおそらく「君の名は。」の主人公立花瀧だと思われるんですよ。

 

また、帆高が陽菜に指輪をプレゼントするシーンがあります。

その時の販売員が女性で、「宮水」というネームプレートをつけていたんですよ。

なので、これはおそらく「君の名は。」のヒロイン宮水三葉だと思われるんですよね。

 

とはいっても、「君の名は。」当時の二人のままというわけではありません。

というのも、タキは少年ではなく青年となっていることから、「君の名は。」から少し時間がたっていることがわかりますから。

 

ユキノさんがそうだったように、幸せそうな2人を見れるのはファンとしてうれしい限りですよ!

 

天気の子の口コミ評判

ここでは、SNSにおける「天気の子」に関する口コミ評判をまとめていきます。

普段こういった作品をあまり見ない妻に見てもらった後の感想と、SNSでの評判をまとめますね。

 

妻による感想口コミ

全体的に面白く、普段アニメ関連の作品を見ない私でも楽しむことができました。

特に序盤の入り方が秀逸で、そこからどうなっていくのかワクワクが止まりませんでしたから。

また、映像と音楽がキレイで、思っていたアニメ映画の印象とは大きく違いましたね。

この辺はすごく気に入りました。

 

ただ、正直なところ「ラストはこれでいいのか?」という思いはあります。

おそらく中盤辺りで序盤の問題に直面し、それをどう覆していくのかを見る作品だと思っていましたが、そういった展開はなく序盤の問題にたどり着いたところで終わってしまいましたから。

普段読んでいる小説や映画よりもすっきりしない終わり方でしたね。

 

SNS上の評判

 

天気の子の主要キャラの特徴・声優まとめ

ここでは主要キャラに関する特徴などをまとめていきますね。

キャラ名特徴声優
森島帆高主人公、16歳の高校生、家出中醍醐虎汰朗
天野陽菜ヒロイン、天候を操る天気の巫女、年齢を偽っている森七菜
天野凪陽菜の弟であり唯一の肉親、リア充小学生吉柳咲良
須賀圭介帆高に住まいとバイトを提供するおじさん小栗旬
夏美須賀の仕事を手伝う女子大生、大人になりたくない本田翼
立花冨美晴れ女ビジネスの顧客、帆高たちにアドバイスをくれる倍賞千恵子

 

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解約にしばりなどもないので、気軽にお試しください。

(本ページの情報は2019年8月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。)

終わりに

というわけで、「天気の子」の感想などをまとめてきました。

最後は賛否両論がでてきそうな終わり方ですが、全体として新海誠監督らしい作品になっていて、非常に気に入っています。

なかなかの勇気を出して作ってくれた作品ですし、ぜひ多くの人に読んで・見てほしい作品ですね。

以上、映画「天気の子」は感想あらすじ【ネタバレ注意】これはハッピーエンドではない、でした。